各話あらすじ

第 83 話 『再会!オトギの城の竹ちゃん!』

2012/11/25 放送

脚本:村山功  演出:角銅博之  作画:島貫正弘  美術:今野慎一 

近くグルメ界に現れるという、世界を支配する力をも秘めた伝説の食材"GOD"…。それを手に入れ皆で食べるため、トリコはグルメ界でも通用する力を身に付けようと修行食材の捕獲に励んでいた。だが、"GOD"を求めているのはトリコだけではない。世界中の食材を牛耳ろうと目論む美食會もまた"GOD"を狙っているのだ。その為に美食會は最新型GTロボを、超大型を含めて量産。更に、以前トリコが戦ったトミーロッドら幹部もグルメ細胞を進化させてパワーアップするなど、グルメ界へ進出する準備を着々と進めていた。また同時に、世界各地から七つ星以上の有名な腕利き料理人を拉致し、グルメ界で奴隷として働かせる計画も進行しつつあった…。
暗躍する美食會。しかし、そんなことを知る由もない小松は、いつものようにホテルグルメのシェフとして美味しい料理でお客さんを笑顔にしていた。そんな小松の毎月のお楽しみは「世界料理人ランキング」を見ること。いつかこのランキングで100位内に入るのが小松の夢なのだ。そこでふと、小松はランキング99位に知った名前があることに気が付いた。もしやと思い会いに行ってみれば、やはりランクインしていたのは小松の旧友・竹ちゃんこと大竹であった。大竹は小松の修業時代の仲間であり、今では七つ星レストラン「オトギの城」のオーナーシェフでもあるのだ。
だが久しぶりに再会した大竹は、昔とは別人のようになっていた。皆が喜ぶ料理を作るよりも、金、金、金。お金を稼げる料理を作らなければ意味がないと断言する大竹に、小松は困惑するばかりであった。さて、一方その頃トリコは、IGOの管理施設のひとつ・第八ビオトープにやって来ていた。かつて虹の実を取りに来た場所である。途中で四天王・ココと合流し、とある洞窟の奥へと進んでいくトリコ。実はビオトープには、IGO会長・一龍のフルコースのメニューがそれぞれ一つずつ隠されているのだ。第八ビオトープには前菜が秘められているらしい。そして、やがて二人の前に巨大な宝箱が見えてきた!
この宝箱はトリコらが修業時代に見つけたものだ。恐らく、この中に一龍の前菜が眠っているはず。だが当時は開けることが出来なかった。宝箱には鍵穴がないため壊して開けるしかないのだが、この箱はどんな衝撃にもビクともしない特殊な素材で作られているのだ。当時は全く歯が立たなかったが、グルメ細胞が進化した今ならば箱を破壊できるかもしれない…! 意気込むトリコとココ。そんな二人の前に、洞窟の暗がりから双頭のニワトリが現れた。まるで自分が生んだ卵のように宝箱を頑なに守る、第八ビオトープでは考えられない強さの猛獣…、その名も鳥獣類・バジュルコッコ!

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