各話あらすじ

第 73 話 『ウワーッ!仰天ビックリアップル!』

2012/09/16 放送

脚本:村山功  演出:田中智也  作画:山﨑展義・小山知洋  美術:今野慎一 

いつものようにトリコの家へ遊びにやって来た小松。玄関が開くや否や、出迎えたトリコの恐ろしい形相にビックリ仰天!聞けばトリコは、ある食材をビックリさせる練習をしていたらしい。その食材とは、ビックリアップル。ビックリさせるほど味が美味しく変化する珍しいリンゴである。そしてビックリアップルが実をつけるのは、年に一度、この時期だけ…。美味しいリンゴを手に入れるため、トリコと小松はビックリアップルが栽培されている島・ビックリ島へと向かうのであった。島には、ビックリアップルを驚かせようと、バズーカや手榴弾を乱射して回る人々が大勢集まっていた。大きく驚いたビックリアップルは高値で取引されるので、皆必死なのだ。
集まった人々の中には、リンや再生屋の鉄平、美食屋ゾンゲなど、馴染みの顔もあった。さて、ビックリアップルの驚き具合・味のチェックをするのはG7・味覚マスターのアポロン氏。さっそくトリコは初代メルクから分けて貰った拡音石を使って、大声でビックリアップルを驚かせる。島を揺るがすほどの大音量で、リンゴのビックリレベルはなんと27!今日の最高レベルだ。このレベルはビックリアップルの驚き具合を示す数値で、最高値は100。高いほど美味しく、そして高値で取引されるようになるという。だが100を出した者は未だおらず、レベル90代が三人だけ…。それを聞いてトリコは、最高レベルを出してやろうと意気込むのであった。
レベル27を出したトリコに触発され、会場はますますヒートアップ!皆、次々とビックリアップルの捕獲に挑戦していく。と、そこへ一人の和服美女が現れた。彼女はスナックつららの大ママ、つららママ。美食屋としても料理人としても有名な美女だ。その物腰は穏やかだが…彼女は恐ろしい冷笑と脅し文句でビックリアップルを震え上がらせ、見事レベル20を叩きだした。レベルを上げる方法は音や衝撃だけではないのだ。トリコの仲間たちも、色んな方法で高レベルのリンゴを続々と収穫していく。ただ、小松と美食屋ゾンゲだけは、ビックリアップルにも鼻で笑われる始末であったが。
続いてトリコは、今度は力で驚かせてみることに挑戦する。繰り出されるは渾身の17連・寸止め釘パンチ!その迫力は凄まじく、レベル50を軽く超えそうに見えたが…、途中でビックリアップルが失神。無効となってしまった。高レベルの収穫は、やはり一筋縄ではいかないようだ。そんな中、アポロンは地面に転がっていたレベル80超えのビックリアップルを発見する。いったい誰が…?見渡した先には、笑われた腹いせに、リンゴへオナラを放つ美食屋ゾンゲの姿があった。なんと80超えのビックリアップルを作ったのは、ゾンゲのオナラの臭さだったのだ。呆れるしかない会場に、ゾンゲの高笑いだけが大きく響くのであった…。

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