各話あらすじ

第 7 話 『最大最強の狼! バトルウルフ、復活!』

2011/05/15 放送

脚本:村山 功  演出:中尾幸彦  作画:大西 亮  美術:野村正信 

フグ鯨を無事に捕獲して洞窟の外へと出たトリコたちは、目の前に広がる大量の負傷者におどろく。彼らは先に出た謎の怪人からフグ鯨を横取りしようとして、逆に倒された強盗や殺し屋たちだった。負傷者を救助に来たヘリを見たココは、すぐにでもトリコと再会するような言葉を残し、人目を避けるように去って行く。一方、IGOでは謎の怪人の正体を、美食會が送り込んできた新型のGTロボだと推測していた。すでに被害は各地に及び、その事の重大さからIGOはトリコたち四天王を呼んで、今後の対策を立てようとする。
IGOの依頼により、トリコは小松と一緒に第1ビオトープのあるリーガル高原に向かっていた。今回の捕獲対象はリーガルマンモス。その体内には宝石の肉、ジュエルミートと呼ばれる至高の肉を秘めているのだ。第1ビオトープへと到着したトリコと小松は、その中にあるグルメ研究所に入る。そこはグルメ研究のために作られた猛獣たちが飼育されている場所。感心する小松だったが、檻から出た猛獣に襲われる。その危機を、酒瓶を持った屈強な男が救う。その男こそ、この研究所の所長であり、IGOの№3マンサムだった。
マンサムから美食會がGTロボを使い、各地でグルメ食材を奪っていると聞いたトリコは、次の標的がリーガルマンモスだと直感する。そこへ突如、歓声が聞こえてきた。それは隣にあるグルメコロシアムにいた観客のものだ。ここは猛獣たちの捕獲レベルなどを調査するための闘技場であり、賭けで得た収益金を貧しい国に分配する目的で、猛獣たちが戦う場所だった。最初はまったく興味を示さないトリコだったが、マンサムから絶滅したはずのバトルウルフが出ると聞いておどろく。残されていた遺伝子から復活したと言うのだ。
伝説の狼バトルウルフの存在感に興奮するトリコ。しかも、そのバトルウルフと肩を並べる存在、デーモンデビル大蛇もいると言う。だが、ここでトラブルが発生した。闘技場の管理をしていた鈴のミスにより、猛獣を興奮させるバトルフレグランスが大量に流れてしまったのだ。その結果、興奮しすぎた猛獣たちが一斉にバトルウルフに襲いかかる。それを見たトリコは、バトルウルフの異常に気がつく。マンサムからバトルウルフがメスだと聞いたトリコは、観客席から飛び出して闘技場の猛獣たちに戦いを挑んだ。はたしてトリコは一体何に気づいたのか?

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