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第 68 話 『明かされる真相!小松の意志と謎の生物の正体!』

2012/08/12 放送

脚本:村山 功  演出:田中智也  作画:島貫正弘  美術:今野慎一 

IGO会長である一龍から言い渡された修行食材・メロウコーラを手に入れるため、グルメピラミッドへとやって来たトリコと小松、そしてゼブラ。紆余曲折の末、三人はピラミッドの最奥で、遂にメロウコーラを手に入れるのだった。しかしその時、突如として現れた謎の生命体がコーラを奪い、トリコらに襲いかかった。その圧倒的な強さに、ゼブラは怒りのエネルギーで、トリコは自食作用・オートファジーで応戦する。激闘の末、トリコとゼブラは合体技を炸裂させ、謎の生物を撃破。無事、本当のメロウコーラを手に入れたのだった。その美味さに、コーラをフルコースに入れる事を決めるゼブラ。そして小松に、パートナーになれと迫るのだった。
実はメロウコーラ捕獲に協力する条件として、ゼブラは小松に、自分のパートナーとなることを求めていたのだ。そして小松はゼブラが出した条件に対して、フルコースを見てから決めると答えていた。そんなやり取りがあった事など知らなかったトリコは戸惑うばかり。そこへ小松が告げる。小松がゼブラの出した条件を迷いなく受けられたのは、トリコを信じているから。トリコのフルコースは誰にも負けないものになる、と。その信頼に、今回は引き下がるゼブラ。だが、すぐにフルコースを揃えてみせると意気込む。そして一行は天然ゴムのリュックでコーラを回収し、グルメピラミッド、そしてグルメ砂漠の広がるサンドガーデンを後にするのだった。
そして一月後。町へと帰ってきた小松は、メロウコーラを手に入れたお祝いとして、トリコらに料理を振る舞う。山盛りの料理をたいらげ、満足げなトリコ。しかしゼブラは不満があるようだ。あの謎の生物が調理されていないためだった。小松は、とてもじゃないが食べられそうにないので出さなかったと苦笑を返す。するとそこへ、三人の男たちが訪ねてきた。現れたのは、IGO開発局長にしてグルメ研究所の所長・マンサム。そしてIGO防衛局局長・レイ、第0ビオトープの職員・ラップであった。彼らは、トリコらが倒した謎の生物を引き取りにやってきたのだ。
謎の生物の名は、ニトロ。美食神アカシアが発見し名付けた生命体だった。とはいえ、その実態はほとんど何も解明されていない。わかっているのは、幻の食材"GOD"の入手方法に関係があるということ…。また、ニトロが活発になるということはグルメ日食が起こる兆しでもあるらしい。それは、グルメ戦争が再び勃発する可能性をはらんでいた。更に、美食會がニトロを利用して何らかの計画を練っている節もある。不穏な話に息を飲む小松。だが、トリコは言う。"GOD"が手に入るなら、皆で分け合えばいい。そうすれば戦争は起こらない、と。そしてトリコは、俺がそうしてみせると、力強く宣言するのであった。

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