各話あらすじ

第 65 話 『衝撃対決!サラマンダースフィンクス!』

2012/07/15 放送

脚本:村山功  演出:うえだひでひと  作画:橋本英樹・山村俊了  美術:今野慎一 

メロウコーラを手に入れるため、そして流砂によってはぐれてしまった小松を助け出すため、グルメピラミッドへとやって来たトリコとゼブラ。消耗した体力も、ピラミッド内の食材を食べてすっかり回復、ゼブラの喉にも遂に声が戻って来た。さっそく超音波による反響マップを広げてみると、小松は凶悪な猛獣・サラマンダースフィンクスに今にも襲われそうになっていた。ゼブラが吠え弾を飛ばして威嚇するも、スフィンクスはたやすくかき消してしまう。どうやら今までの猛獣とはワケが違うようだ。このままでは小松が危ない!ゼブラは必殺技・サウンドバズーカでピラミッドの床をぶち抜いて、トリコと共に一気に小松の元へと駆けつけるのであった。
トリコとゼブラを目の前にしても、サラマンダースフィンクスの心臓の鼓動、呼吸音には一切の乱れが見られなかった。それだけ強い猛獣と言うことだ。トリコらは小松を物陰へ待避させて、スフィンクスを迎え撃つ。特にゼブラは最初から全開モードで、ボイスミサイル、ボイスカッター、サンダーノイズと、必殺技を立て続けに放っていく。だが、サラマンダースフィンクスに大したダメージはない様子。ウィークポイントボイスでも弱点が見つからない…。と、今度は相手からの反撃が!ゼブラのピンチを間一髪、助け出したトリコは鼻をひくつかせた。サラマンダースフィンクスから、コーラの匂いがするというのだ。
メロウコーラは、サラマンダースフィンクスの体内で熟成されているようだ。つまりコーラを手に入れる為にはコイツを倒すしかないらしい。しかしサラマンダースフィンクスは、前足の軽い一振りで床を切り裂くほどの猛獣だ。その捕獲レベルはなんと92。簡単に倒せる相手ではない。かつてない強敵を前に気合いを高めるトリコたち。一方、小松は戦闘から身を隠しながら、迷宮で拾った本にサラマンダースフィンクスが描かれている事に気が付いた。どうやらコレはレシピ本だったようだ。大昔の本なので読めない字ばかりだが、絵と文の長さで、内容に大体の予想をつけることができた。年間、何百冊もレシピ本を読んできた小松だからこその解読であった。
本に記されていた内容は、見たことのない食材と全く新しい仕込みの方法ばかり。まさに古代人が残した食の遺産であった。本によれば、ピラミッドの中の猛獣はその殆どが特殊調理食材で、それぞれに美味しく食べるための方法があるらしい。そしてそこには、メロウコーラの取り出し方についても書かれていた。コーラはサラマンダースフィンクスの涙で、取り出すには決められた手順が必要なようだ。その事をトリコらに伝える小松。トリコとゼブラの残り体力は七割ほど…。もはや無駄な攻撃をしている余裕はない。二人は、レシピを読める小松の指示に従って戦うことを決めるのだった。小松シェフによるサラマンダースフィンクスの調理が、今、始まる!

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