各話あらすじ

第 6 話 『ノッキングの達人! フグ鯨、実食の時!』

2011/05/08 放送

脚本:高橋洋一  演出:小村敏明  作画:林 祐己/松岡謙治  美術:野村正信 

悪い美食屋に連れ去られた小松は、洞窟の奥でデーモンデビル大蛇に出会ってしまった。すかさず小松を投げ捨てて先に進む美食屋だったが、別の猛獣たちの餌食になってしまう。ひとり残された小松は、トリコから渡された、特製の大音響を出すクラッカーの存在を思い出す。だが、小松はあわてていたため、トリコから指示された耳栓を付ける前にクラッカーを作動させてしまった。その大音響に気づき、小松のもとへ駆けつけたトリコとココ。そこには小松の無事な姿のほかに、ノッキングされたデーモンデビル大蛇の姿もあった。
ここで何があったかを小松に聞くトリコとココ。小松によると、クラッカーの大音響で心臓発作を起こして死んでしまったが、巨大なおじいさんに治療されて命を救ってもらったのだと言うのだ。さらにデーモンデビル大蛇もそのおじいさんがノッキングしたと言う。小松の話を聞いたココは、そのおじいさんこそ伝説の美食屋で『ノッキングマスター』の異名を持つ次郎ではないかと推測する。トリコは来るときの列車の中で酒をおごったことへのお礼のつもりだろうと言うと、小松に今度会ったときは恩返ししようと言うのだった。
ようやくフグ鯨の産卵場所である洞窟の砂浜へとたどり着いたトリコたち。さっそく海中に入り捕獲を始めようとするトリコだが、近くに寄ったとたんにフグ鯨はすぐに毒のかたまりへと変わってしまう。一方、ココは命の気配を消す『消命』を使ってフグ鯨の捕獲に成功する。それを見たトリコも、自分も見よう見まねで消命を使いフグ鯨を捕獲するのだった。こうしてトリコとココは10匹のフグ鯨の捕獲に成功する。だが、フグ鯨の毒袋を取り除けるココはこれまでの冒険で疲労が大きく、小松が代わりに調理することになった。
ココの指示通り、小松はフグ鯨の毒を取り除く調理を始めた。しかし、1匹ごとに毒袋の位置が違うフグ鯨の調理は困難を極め、ついに残り1匹になってしまう。みんなが緊張する中、小松は見事に最後の1匹の調理に成功する。その喜びを確かめるため、フグ鯨の刺身とひれ酒を美味しくいただくトリコたち。これまでの苦労も報われ、フグ鯨の効果で疲れも見る見るうちに回復していく。大喜びのトリコたちだったが、海底から怪しい物体が現れた。その異様な雰囲気に警戒態勢を取るトリコとココだったが、謎の物体は気にせず去って行く。はたしてその正体は?

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