各話あらすじ

第 58 話 『超セレブ!グルメ馬車の夢の旅!』

2012/05/27 放送

脚本:村山 功  演出:小村敏明  作画:袴田裕二  美術:今野慎一 

IGO会長の一龍が出した次なる課題・メロウコーラを手に入れるため、グルメピラミッドを目指す事となったトリコと小松。二人は高級ラウンジで、四天王のサニー、ココとテーブルを囲んでいた。その中で、小松は何やら興奮気味。それもそのはず、小松たちは今、グルメ馬車に乗っているのだから。グルメ馬車…。それは、巨大線路・ワールドコネクトを走る巨大な馬・ギガホースが引く山のような馬車である。この豪華客馬で、およそ二年の歳月をかけて、世界中のグルメ都市を回るのだ。予約五年待ちとも言われる、超セレブの世界一周グルメの旅であった。
と言っても、皆が皆、その全行程を乗るわけではない。サニーは来月、ワック大陸・三途の道へと続く森で下りる。そこへ、ある人に会いにいくらしい。ココは二ヶ月後、グルメ犯罪が横行する治外法権地域・ジダル王国の近くで下りる予定だった。そしてトリコたちは、もちろんグルメピラミッド…と思いきや、グルメ馬車はそこには停車しないとのこと。トリコの目的地はピラミッドではなかったのだ。なんでも、その前に寄らなくてはならない場所があるのだという。一体どこに? 尋ねる小松であったが、トリコは、明日になればわかると笑うだけで、教えてはくれなかった。
船内で様々な豪華料理に舌鼓を打つトリコたち。夜にはダンスホールで優雅な一時を過ごす。そして戻った客室で、ココがトリコに問いかけた。トリコが寄る場所をココとサニーは知っている。しかし、それでも腑に落ちない。そこへ行くには、グルメ馬車では遠回りになってしまうからだ。なのに、どうして馬車に乗ったのか…? やがて夜明けと共に、トリコの目的地へと馬車が停まる。そこは世界最大のグルメ刑務所・ハニープリズンへと続く道…、通称・黄泉の門と呼ばれる場所であった。トリコは、この刑務所に居る四天王最後の一人を迎えに来たのだ。
その名はゼブラ。グルメピラミッドの攻略には、彼の力が必要不可欠なのだ。だが、ゼブラは超がつく程の問題児でもあるのだという。トリコがグルメ馬車へ乗ったのは、サニーとココに、ゼブラを迎えるにあたって協力をお願いするためであった。しかし二人は、声を合わせて即座にお断り。肩を落とし、トリコは小松と共に馬車を降りるのだった。そうして黄泉の門へと辿り着き、すると突然、トリコの耳にゼブラの囁く声が聞こえてきた。刑務所まで、まだ数十キロもあるのに! 驚くトリコ。と言っても、その能力にではない。トリコは、ゼブラの力が更に強くなっていた事に驚いたのだ…!

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