各話あらすじ

第 51 話 『再会トリコとルフィ! 海鮮の実を探せ!』

2012/04/08 放送

脚本:村山功  演出:えんどうてつや/中島豊  作画:香川久/久田和也/館直樹/横山健  美術:野村正信 

極上のスープになる食材・ハルサメを捕獲しに海へやって来たトリコと小松。大物を釣り上げ喜んでいると、ハルサメの中から麦わら海賊団の船長・ルフィが現れた。久しぶりの再会を祝いあう三人。しかしルフィはすぐ神妙な顔つきに。なんと海賊団の船医・チョッパーが、深海熱という病気にかかってしまったというのだ。深海熱は体がどんどん青くなり、深海の様に冷たくなっていく病気だ。そして全身が真っ青に染まったとき、死んでしまう…。これを治すため、ルフィは『海鮮の実』を探しているのだという。トリコには、そのありかに覚えがあった。確か、体に良い食材が溢れる島・トウ中華島にあると言われていたはず…!
海鮮の実を求め、トウ中華島へ上陸するトリコらと海賊団のルフィ、ゾロ、ナミ、チョッパー、ロビン。そこへ猛獣・キューカンフーチョウの群れが襲いかかってきた。しかし麦わら一味の戦闘力はピカイチ! あっという間にやっつけ、逆に手懐けてしまうのだった。手下となったキューカンフーチョウに案内され巣へと行ってみると、そこは古い人工の建造物だった。他にもトウ中華島には様々な古い遺跡が残っている様子…。実は、薬にもなる島の食べ物を求めて、かつて大勢の人間が島へとやってきていたのだ。だが結局、人間こそが最も有害だと見なされ、島の猛獣たちに排除されてしまった。建造物はその名残であった。
チョッパーの病状は刻一刻と悪化していく。残された時間はわずかしかない。そこへ、遺跡から手がかりを得たロビンがやって来た。『島に溢れる海に果実は実る』。石碑に刻まれていた言葉だ。いったい何のことなのか、一同が首をひねる中、小松が川で採ってきたイソヌンチャクを見てトリコが気付く。イソヌンチャクは海で育つ植物なのに川で採れた…。つまり、島の川には海水が流れているのだ。『溢れる海』とは、川の水源を指しているに違いない。急ぎ山頂へと赴き、水門を発見する一行。現れた猛獣・エキスパンダをゾロに任せて、トリコとルフィらは先へと進む。そして、そこで遂に海鮮の実をつけた木を発見するのだった。
海鮮の実を採ろうとするトリコら。すると突然、木が襲いかかってきた。海に住む植物獣・饅具龍舞(マングロンブ)である。海鮮の実は、この猛獣がつける実だったのだ。応戦するトリコらだったが、ダメージを与えても饅具龍舞はすぐに再生してしまう。この施設は栄養豊富な海水を汲み上げて凝縮し、饅具龍舞へ与えているのだ。再生の時間を与えず一気に倒すべく、トリコとルフィは必殺の協力技を繰り出す。その名も、ゴムゴムのレッグナイフ! 炸裂した超必殺技は饅具龍舞を見事に撃破。一行は無事に海鮮の実を、チョッパーに食べさせることが出来た。しかし、海鮮の実で治ったかに思えたチョッパーは、今度は全身が真っ赤になり、再び倒れてしまった。

各話あらすじ一覧へ