各話あらすじ

第 40 話 『至福の世界へ!実食センチュリースープ』

2012/01/15 放送

脚本:村山 功  演出:うえだひでひと  作画:山崎正和/宮井加奈  美術:野村正信 

小松の探していたセンチュリースープ最後の食材とは、ウォールペンギンの唾液だった。オーロラが立ち上り、スープはついに完成する。小松は、節乃の「食材に選ばれる」という言葉をかみしめながら、ウォールペンギンを感謝しながら抱きしめた。そのころ、治療が難航していたトリコに異変が起こる。今まで苦しんでいたことが嘘だったように回復、左腕も元通りに再生したのだ。そのさまを見て、与作も定説を打ち破ったトリコの回復力におどろく。そして、トリコは完成したスープを食べるため、小松のもとへ向かった。
ホテルグルメに押し寄せる報道陣。それは幻と言われたスープが完成したという情報を聞きつけたからだ。さらに味覚マスターと呼ばれるG7のパッチまで現れ、スープの実食を申し出た。もしもパッチに認められれば、六ツ星になれるかもしれない。しかし、小松は最初に食べさせたい人たちがいると、その申し出を断る。やがて現れるトリコを初めとする、アイスヘルで苦労を共にした仲間たち。小松はスープ完成を助けてくれたみんなに感謝の言葉をかける。そして、みんなはテーブルを囲み、ついにスープの実食を開始した。
まずは目や耳や鼻でスープを楽しむみんな。そして、最後に口へ入れ、その味を楽しむ。その味わいにみんなは思わず笑顔が止められず、みだらな顔になってしまう。そのあまりの美味しさに、トリコは自分の『人生のフルコース』に入れさせてくれと小松に頼む。もちろん小松に異存はなく、トリコのフルコースメニューのスープはこうして決定した。小松にスープの特許を取らないか?とたずねる鉄平。だが、小松は絶滅危惧種であるウォールペンギンが乱獲されないようにするためにも、特許申請はしないと決めていたのだった。
スープの実食も終わり、みんなはそれぞれの場所に帰っていった。マッチたちはスープを子供たちに食べさせるためにスラム街に戻る。滝丸は愛丸に薬を飲んでもらうため、トリコからの伝言を伝えた。それは幻の食材GODが現れるというもので、それを聞いた愛丸は薬を飲むことを決める。一方、美食會ではボスがスープを飲んだが満足せず、部下に与えて組織の強化を図っていた。すべてはグルメ界にある食材を奪うためである。そしてトリコと小松はサニーにスープを渡すため、与作のもとに戻ってきた。しかし、サニーはみだらな顔になりたくないと、スープを飲むことを断ってしまう。

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