各話あらすじ

第 4 話 『さばけ猛毒フグ鯨! 四天王ココ登場!』

2011/04/24 放送

脚本:村山 功  演出:うえだひでひと  作画:丘辰也/山崎正和  美術:野村正信 

列車に乗ってフグ鯨がいるという町に向かうトリコと小松。深海の珍味と呼ばれているフグ鯨だが、その体には猛毒があり、たとえ捕獲しても調理しなくてはただの毒のかたまりになってしまう。そこでトリコと小松は、フグ鯨を調理できる人のもとに向かっていたのであった。ワクワクするトリコと小松だったが、列車内でゾンゲという美食屋に因縁をつけられる。だが、トリコはゾンゲを軽くあしらい、持っていた酒を渡す。その行動を不思議がる小松に、トリコは「旅は道連れ」というと、近くにいた老人にも酒を渡すのだった。
目的地に到着したトリコと小松の前に猛獣が現れたが、目の前を静かに歩く男を恐れるように去っていく。その男の名前はココ。トリコと同じ四天王で、フグ鯨の毒を取り除くことができる数少ない人間だった。仕事の依頼をするトリコだが、ココの話によるとフグ鯨のいる場所にたどり着くには猛獣たちのいる迷宮を抜けなければならず、さらに奥には伝説の魔獣デビル大蛇が住んでいるという。だが、トリコの強引さに負け、ココは同行することを決める。喜ぶトリコだったが、占い師でもあるココは小松に死相を感じていた…
洞窟へとやって来たトリコたちだったが、そこは美食屋のほかにも捕獲したフグ鯨を横取りをしようと考える人間たちでいっぱいだった。洞窟に入ったトリコたちは、途中で猛獣に追われて引き返すゾンゲとすれ違うが、何事もなく無事に奥へと進んでいく。途中、ココの目の良さに気づいた小松に、トリコはココの目は常人には見えない赤外線や紫外線、さらに電磁波まで見ることができると教えた。その力を使ってココは占いをしているのだ。そんな話をしていると不気味な音が聞こえてくる。それはサソリゴキブリの足音だった。
人間を溶かすほどの毒を持つサソリゴキブリの群れへココが飛び込んだ。そのココの姿に、サソリゴキブリの群れはおびえて逃げていく。ココは新種の毒が体に流れる毒人間だった。美食屋は毒に対する抗体を持つが、人並み外れた資質を持ったココは短期間で多くの抗体を受け入れてしまい、その代償として新種の猛毒が体を流れる身となってしまったのだ。寂しげな表情を見せるココを気づかい、小松はあえてスキンシップを取った。その小松の優しさに癒されるココ。そこへ何かから逃げるようにアゲハコウモリの群れが現れた。そして、その奥にはデビル大蛇が待ち構えていた!

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