各話あらすじ

第 39 話 『競争!トリコの完治か小松のスープか!?』

2012/01/08 放送

脚本:高橋洋一  演出:広嶋秀樹  作画:本田敬一  美術:野村正信 

無事に治療の終わった滝丸やマッチたちはそれぞれの居場所に帰っていった。残ったトリコは左腕の再生手術を始める。その前に与作は、サニーとリンに大量の食物を用意させた。まず与作は、トリコの髪の毛を切り、そのDNAから一輪の花を咲かせる。この花の種にはトリコのDNAが記憶されているのだ。与作はその種を慎重にトリコの左腕の傷口に埋めた。一方、小松もセンチュリースープの再現にとりかかる。寂しがるウォールペンギンを厨房の外に出して、真剣に材料を吟味する小松。ティナは、その様子を独占取材する。
治療を始めたトリコの身体に異変が起こった。それは左腕を再生しようとする種が、トリコのエネルギーを吸収したからだ。エネルギーを補給するため、トリコは手当たりしだいに食物を食べ始める。そんなトリコのため、サニーとリンはふたたび食物の調達に向かう。トリコの治療と小松のスープ作りは、3ヶ月のときが経とうとしていた。小松はあらためて太古の食物を現在の食材で再現することのむずかしさに気づき、スープを完成直前まで仕上げた節乃の腕前を知る。そして、スープ作りに行き詰まった小松は、節乃を訪ねた…
治療の最中、鉄平に再生屋になった理由を聞くトリコ。鉄平はかつて次郎と共に思い出の場所に行ったとき、食材が枯渇した悲惨な光景を目の当たりにしたという。そのとき、鉄平は食材を狩るのではなく、守るため再生屋になることを決意したのだ。一方、小松のスープを味わった節乃はおどろいていた。それは自分が10年かけた所まで、小松が到達していたからだ。別れ際、小松に食材の声を聞くようアドバイスをする節乃。すでにスープ完成のための食材は近寄っていると言われ、小松は気持ちを引き締めスープ作りを再開する。
治療を続けていたトリコに異変が起こった。それは種の力がもたらす副作用だ。与作はクスリバチを使ってトリコの副作用を抑える。だが、トリコのグルメ細胞が強すぎて数が足りない。今度はクスリバチを手に入れるため、サニーとリンは捕獲に向かう。一方、小松は節乃のアドバイス通り、食材たちの声を聞くことに成功していた。そして、ついに透明なスープを完成させる。しかし、最後のひとつの食材がわからない。そこへウォールペンギンが現れた。思わず未完成のスープをあげる小松。その美味しそうなスープにヨダレをたらすウォールペンギン。そのヨダレがスープに落ちたとき、オーロラが浮かび上がった!

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