各話あらすじ

第 38 話 『豪快治療! 再生屋・与作登場!』

2011/12/25 放送

脚本:田口智子  演出:小村敏明  作画:袴田裕二  美術:野村正信 

傷を治療するため、癒しの国ライフへとやって来たトリコたち。そこには様々な医療用の設備があり、トリコは珍しさから子供のようにはしゃぎ回る。その途中、トリコは美容目的で温泉にいたサニーと偶然出会う。だが、サニーの目的はそれだけでなく、自分のフルコースに加えたい食材、美食神アカシアのデザート『アース』の手がかリを知る男を探しに来ていたのだ。その男こそ、鉄平の師匠である与作だった。そんな話をしていると、大声でしゃべる豪快な男が現れる。彼こそは『血まみれ』の異名を持つ再生屋・与作だった。
IGOへと戻ったココは、アイスヘルでの出来事をマンサムと茂松に方向する。センチュリースープを美食會に奪われたこと危惧する一同。その話を盗み聞きしたリンは、トリコのケガが心配になりライフへと向かう。一方、ホテルへと戻った小松はすぐさまスープの再現に挑戦、ティナもその取材を開始する。そのころ、与作に連れられてマザーウッドの中にある再生所までついてきたトリコたち。ここには多くの再生屋が集まっており、与作の再生所もそのひとつだった。与作の再生所に入ったトリコは、その部屋を見ておどろく。
部屋は荒々しく散らかっているばかりか、珍しい食材の数々が当たり前のように置かれていた。それらはすべて与作が再生した食材だという。まずはマッチの3人の部下から治療を始める与作。その荒々しい治療におどろくみんなだったが、その腕は確かなもので、3人は長い眠りからようやく意識を回復させた。さらにマッチのケガまで瞬時に治療した与作は、滝丸の欲しがっていた癒しの薬が今、手元にあることを教える。しかし、その値段は百億で、その薬を持ってしても呪いと言われるグルメ界の病気は完治しないというのだ。
その話を聞いた滝丸は、薬が必要な者は自分ではなく、グルメ騎士のリーダーである愛丸であることを明かした。愛丸は病に苦しむ人の病気を食べる病食主義者だったが、そのせいで自分自身が『呪い』にかかってしまったというのだ。自分の恩人である愛丸を助けたい一心の滝丸は与作に薬をゆずってもらうよう懇願、愛丸なら定説をやぶって治るはずだと訴えた。その心意気に動かされた与作は薬をタダで渡す。そこへリンも現れ、トリコの治療がいよいよ始まることになった。だが、元通りになるのに20年もかかるという。それは節乃が見立てた、小松がスープを完成させるまでにかかる時間と一緒だった。

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