各話あらすじ

第 36 話 『最後の一滴! センチュリースープは誰の手に!?』

2011/12/11 放送

脚本:村山 功  演出:深沢敏則  作画:爲我井克美  美術:野村正信 

激しい戦いもようやく終わり、トリコたちは小松たちの待っているグルメショーウインドーへとやって来た。その傷だらけの姿を見た小松は、センチュリースープを美食會から守れなかったことに責任を感じて涙する。しかし、トリコは小松の苦労をねぎらい、よくあることだと笑ってなぐさめた。その姿を見た鉄平は、師匠に言われたことを思い出す。節乃からの依頼を師匠に任された鉄平。だが、師匠はスープがもうないかもしれないことを予見していた。そこで鉄平に、最後の一滴はスープのおもむくままにと伝えていたのだ。
いまだ激しく続くパラサイトエンペラーとヘルボロスの戦い。しかし、そこへひとりの男が現れ、二大魔獣をあっさりと片付けた。男の名はアルファロ、美食會のギャルソンであり、ボスの側近という実力者だ。アルファロによってはからずも救出されたボギーウッズとバリーガモンは、トミーロッドが倒れている場所まで案内した。そのころ鉄平は、グルメショーウインドーをしぼりあげれば、最後の一滴が出るかもしれないことをみんなに告げる。そして、鉄平が力を込めたそのとき、ふたたび前兆であるオーロラが見えてきた。
スープがふたたび現れたことを喜ぶみんなに、その場から動かないよう指示する鉄平。それは師匠に言われたように、最後の一滴はスープが決めた者の手に渡るようにするためだ。そしてスープは小松を選ぶ。みんなもスープを飲む権利を放棄、小松が最後の一滴を飲むことになった。しかし小松は、自分で終わりにするわけでなく、絶対にスープをふたたび作ってみせると強い決心を見せる。その決意を祝福するように輝き始めるスープ。それを見たみんなは、これがスープの終わりではなく、新たなスープの誕生であることを感じる。
みんなが注目するなか、スープを飲む小松。すると。そのあまりの美味しさに思わず顔が緩んでしまう。それを見て味を覚えているか心配するトリコだったが、小松はこの味を忘れるわけがないと、さらに顔を緩める。そんなとき、氷山の上に恐るべき実力者が近づいたことに気づくトリコたち。その気配はアルファロのものだった。アルファロはボロボロになったトミーの姿を見て、トリコの秘めた実力を危険視する。そして、この場でトリコたち全員を倒すことを決意、そのあとを追おうとした。トリコたちにふたたび危機迫るかと思われたとき、突如現れた節乃がアルファロを止める!

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