各話あらすじ

第 32 話 『食の再生屋と伝説のスープの行方!』

2011/11/13 放送

脚本:高橋洋一  演出:宇田鋼之介  作画:本田敬一  美術:野村正信 

苦戦の末、バリーガモンを倒したマッチは、トミーロッドと戦うトリコを援護しようと傷だらけの体を奮い起こす。だが、ふたりの戦いはマッチでさえ加わることができないほど、次元が違う激しいものだった。一進一退の攻防が続く中、トリコに取り付いた寄生昆虫を爆発させるトミー。そのころ、小松はついにセンチュリースープのある場所にたどり着く。しかし、スープのあるべきグルメショーウインドーの下は空っぽだった。スープがなくなったことを知って思わず叫ぼうとする小松だったが、その口を謎の青年が即座にふさぐ。
口をふさがれてもがく小松に青年はメモを見せる。そのメモには、自分たちの着ているライタースーツには盗聴器が仕掛けられており、もしスープがないことがカーネルに知られれば船は即座に帰ってしまい、自分たちはアイスヘルに置き去りにされてしまうというのだ。納得する小松はおとなしくなるが、そこへ間が悪いことにゾンゲたちが現れて大騒ぎを始める。即座にゾンゲをノッキングする青年だったが、うっかりスープがないことを自分でしゃべってしまう。それを聞いたカーネルは、美食屋たちを見捨てて船を出航させた。
着ていたスーツを脱いで爆発から逃れたトリコ。マッチは自分のスーツを脱いで渡そうとするが、トリコは申し出を断り感謝の言葉をかける。対照的にバリーとボギーが敗れたことに怒ったトミーは、仲間ごと始末しようと大量に虫を生み出した。そのトミーの行動に怒ったトリコは、大気が震えるほどの衝撃波を発生させる。そのころ、節乃のもとを訪ねたココは、スープがないことを薄々気づきながら、どうしてトリコにスープ捕獲を依頼したかを聞いていた。その質問に節乃は、鍵を握るのは小松だと意味深な言葉を返す。
ティナたちに事情を説明する小松。置き去りにされたことを知ってがく然とするみんなに青年は謝って、自分の名前は鉄平といい、食の再生屋であることを明かした。その言葉にみんなは一斉におどろく。はたして食の再生屋とは何者なのか? 一方、トリコは大気が震えるほどのシバリングによって体を温め、その凍っていた右腕を元通りにしていた。マッチにスーツを返すと、トリコは一直線にトミーに挑んだ。だが、トミーの体内にはまだ切り札となる寄生昆虫が眠っていた。はたしてトリコはトミーと、その寄生昆虫軍団に勝つことができるのか?!

各話あらすじ一覧へ