各話あらすじ

第 31 話 『決着! マッチと滝丸捨て身の大技!』

2011/11/06 放送

脚本:村山 功  演出:小村敏明  作画:袴田裕二  美術:野村正信 

美食會とトリコたちの戦いは、まだ続いていた。トミーロッドの繰り出す寄生昆虫たちに防戦一方のトリコ、マッチもバリーガモンのスピードとパワーに苦戦する。そして、滝丸はボギーウッズの攻撃に何度も倒れたが、そのたびに立ち上がり、最後の勝負に出るためにとっておきのプリショットルーティーンの体勢に入った。そこへ無情にもボギーの一撃が決まる。だが、滝丸の動きは間に合っていた。それはどんな痛みにも耐えることができるものだ。さらに滝丸は、攻略不可能と思われたボギーの骨に弱点があることに気づく。
ボギーの弱点、それは唯一動かせない骨『仙骨』の存在だった。滝丸は栓抜きショット奥義コルクスクリューを放ち、ボギーの仙骨を体の外へ弾き飛ばす。たちまち動けなくなるボギー。しかし、滝丸も力尽き倒れてしまう。何とか仙骨を取り戻そうとするボギーだったが、マッチとバリーの戦いに巻き込まれ、仙骨は真っ二つにされてしまった。ボギーは絶望して力尽きる。そのころ小松は謎の青年に行く手を塞がれていたが隙をついて先へ進んでいた。その様子を静かに見つめる小型GTロボ。それは美食會第2支部長ユーだった。
マッチとその部下たちの前に立ちふさがるバリー。その強固な鎧は自然界でも指折りの強度を誇るクラッシュタートルの甲羅で作られており、体から流れる不凍液のおかげで極寒の場所でも戦闘力を最大に維持できるという。逆にこの寒さでマッチたちは動きがにぶり、圧倒的に不利な状況になっていた。そこでマッチは何とかバリーを倒そうと、3分間の脱力に入る。だが、それを見逃すバリーではない。マッチに向けて突進するバリー。それを阻止して3分の時間を稼ごうと、ラム、シン、ルイは決死の覚悟でバリーに戦いを挑んだ。
マッチと故郷の子供たちのため、バリーに挑んだラム、シン、ルイだったが、力尽き次々と倒れていく。しかし、ついに3分が経過した。脱力から一気に怒りを爆発させたマッチは、目にも止まらぬ速さでバリーに居合一刀両断を炸裂させる。その威力の前にバリー自慢の鎧も真っ二つだ。マッチの愛刀『竜王』こそ、クラッシュタートルの甲羅さえ噛み砕くという、レオドラゴンの牙から作られたものだった。何とかバリーを倒して部下の仇を取ったマッチは、ボロボロになりながらトリコを援護しようと近寄ろうとする。だが、トリコとトミーの戦いは、マッチほどの実力者でも近寄れぬほど激しい戦いになっていた!

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