各話あらすじ

第 28 話 『氷山揺るがす爆炎! 覆面男の正体!』

2011/10/16 放送

脚本:高橋洋一  演出:暮田公平  作画:爲我井克美  美術:野村正信 

センチュリースープを求めて氷山の奥深くへと進んでいくトリコたち。その途中、白銀グリズリーに襲われたが、トリコは余裕でこれを捕獲、小松に調理されてみんなで食事休憩を取ることにした。そこへ親からはぐれたウォールペンギンの子供が現れ、小松になついてしまう。リラックスした空気の中、マッチはテントに入って先に休む。ふと、マッチが何故スープを欲しがるのか気になった小松は、マッチの部下たちに思い切って聞いてみる。部下は自分たちが住んでいるネルグの現状と、マッチとの出会いについて語り始めた…
ネルグは一部の人間がグルメ食材を握って、満足に食べることもできない子供たちが大勢いた。マッチはそんな子供たちのために食材を分け与えていたのだ。部下たちは、その子供だったという。その話を聞き、滝丸も自分の目的について話し始めた。滝丸の目的とは今回の報酬で高額の薬を買い、ある人に与えたいというのだ。お互いの目的を知り、トリコたちの結束はより強いものになっていく。だが、突然後ろの方から爆発が起こった。それは氷山を爆破して、一気に進んでしまおうと考えたトミーロッドの仕業だったのである。
そのころIGOではマンサムが四天王のココを呼び寄せていた。美食會がスープ捕獲に動いているとの情報を聞いたマンサムは、トリコの手助けをするようココに依頼する。一方、ゾンゲたちはついに隠し洞窟を抜け、氷山の中へと足を踏み入れていた。だが、そこで氷漬けになっていた、眠れる支配者の異名を持つ怪物ヘルボロスを見ておどろく。そして、そこに謎の青年が現れた。彼こそは覆面で顔を隠していた第二陣、唯一の生き残りだ。謎の青年はヘルボロスを見て何かに気づくと、スープを求めて足早に奥へと進んでいった。
近づいてくる爆発を気にしながら、トリコたちはスープのある方角へ走っていた。そして、ついにトリコの鼻がスープの香りを感じるほど近づく。だが、突然、後ろの方から何かが襲ってきた。それはトミーロッドの放った寄生昆虫ジョンガルクワガタだ。その素早い動きに翻弄され、数の多さに苦戦するトリコたち。寄生昆虫がトリコたちと戦闘を始めたことに気づいたトミーロッドは、不敵な笑みを浮かべてバリーガモンとボギーウッズと共に邪魔者を抹殺するべく動き始める。はたしてスープを捕獲するのは、トリコたち美食屋か? それともトミーロッド率いる美食會か?

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