各話あらすじ

第 25 話 『出会いの酒場! 群雄割拠の美食屋達!』

2011/09/25 放送

脚本:高橋洋一  演出:うえだひでひと  作画:山崎正和/をがわいちろを/山村俊了/宮井加奈  美術:野村正信 

百年に一度しか現れないという伝説のスープ、センチュリースープに挑むことになったトリコと小松。ふたりはスープの情報を求めて、酒場ヘビーロッジに向かう。そのヘビーロッジでは、同じようにスープの情報を求めて多くの美食屋たちが集まっていた。自分以外はすべてスープを狙うライバルとあって、酒場は緊張感にあふれ、今まさに刀を手にした男マッチと、ターバンをまいた少年滝丸がにらみあう。そこへトリコと小松が現れた。ふたりは新たなライバルの登場に争うことをやめ、酒場はもとのにぎやかな雰囲気に戻る。
トリコの到着直後、センチュリースープの情報を持つ男、大富豪のカーネル・モッコイが現れた。モッコイはスープに百億の懸賞金をかけ、これに挑む者は全員ついてこいと不敵な笑みを残し去って行く。この冒険が厳しいものになることを予想した酒場のマスター、モリ爺は酒場の隠し部屋にあるアイテム売り場にトリコと小松を招き入れる。ふたりはそこで新たなアイテム、グルメスティックを手に入れた。翌日の朝、スープのある場所に向かう船へと集まる美食屋たち。その中にはスクープを狙ってティナも紛れ込んでいた。
美食屋たちが乗り込んだ船の中で、ついにモッコイによってセンチュリースープの秘密が語られた。スープがあるのは氷の大陸『アイスヘル』。かつて冷凍保存の技術がまだなかったころの美食屋たちが、己の捕獲したグルメ食材を保存していた場所、別名グルメショーウインドーにあるという。この場所に保存されていたグルメ食材が百年に一度、溶け出してひとつになったものがセンチュリースープだと言うのだ。この極寒の地に耐えられるように支給されたライタースーツを着ながら、トリコはモッコイの情報収集力に感心する。
トリコと小松に挨拶をする滝丸。彼はトリコと知り合いの愛丸をリーダーとするグルメ騎士(ナイト)の一員だった。懐かしさに思わず笑顔になるトリコだったが、そこへ船を狙って猛獣たちが襲いかかって来る。だが、集められた美食屋たちも腕自慢が多く、ひるまずにすぐ反撃に転じた。自慢の居合術で猛獣を三枚に下ろすマッチ、猛獣の骨をずらす『栓抜きショット』で戦う滝丸、美食屋たちの反撃で猛獣たちはアッという間に撃退されてしまう。だが、ホッとする間もなく、横の岸壁から船よりも巨大な氷の塊が降ってきた。次から次へと襲ってくるトラブルを、トリコたち美食屋はどうやってくぐり抜けるのか?!

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