各話あらすじ

第 21 話 『美食會の刺客! トリコの技、進化の瞬間!』

2011/08/28 放送

脚本:村山 功  演出:中尾幸彦  作画:香川 久/爲我井克美  美術:野村正信 

BBコーンで作ったポップコーンを味わっていたトリコとテリーの前に謎の男が現れた。謎の男は巨大ストローでBBコーンを根こそぎ奪っただけでなく、テリーまでも吸い取ろうとする。その行動を阻止したトリコだったが、謎の男は気にも留めず飄々と自分のことを語り始めた。謎の男は美食會の一員であり、リーガル高原へGTロボの回収に向かったが、茂松とマンサムがいたことから回収をあきらめ、代わりとしてBBコーンを狙ったのだ。さらに謎の男は美食會の最終目的が、幻の食材『GOD』であることを語り始めた。
一方、ウールスターソースを入手して帰還を急ぐ小松は、自分の料理がサミットの役に立つか不安に思っていた。そんな小松に、ティナはGODの伝説を教える。今から五百年前にあった世界的大戦争、その百年もの戦いを終わらせたのが、伝説の美食屋アカシアが各国首脳陣にもたらした食材GODだったのだ。GODを食べた各国首脳は、その美味しさによって争うことの愚かさを知り、戦争を止めたという。だが、そのあまりの美味しさをめぐって、ふたたび争いが起こることを危惧したアカシアは、GODを封印するのだった。
謎の男はGODが現れると言われている数百年に一度のグルメ日食が近いことをトリコに教える。それを聞いたトリコは喜びに震えた。それは以前からGODを自分の人生のフルコースに加えようと考えていたからだ。しかし、それを聞いた謎の男はそれまでの態度を一変、自分たちの邪魔となるならここで決着をつけると言ってトリコに戦いを挑んできた。それを受けて立ったトリコはテリーを安全な場所まで下がらせると10連釘パンチを発射する。だが、攻撃はブレスバズーカと相殺、ふたりはその威力ではじき飛ばされてしまう。
距離が離れて、余裕綽々の謎の男。それはトリコの技は接近戦ばかりで、遠距離を攻撃する手段がないからだ。謎の男はここぞとばかりにトリコへ連続攻撃を仕掛ける。一方的に攻撃を受けることになったトリコだったが、何故か危機を感じてはいなかった。それは宝石の肉を食べたことで、自分がレベルアップしていたことを本能的に悟っていたからだ。試しに攻撃を繰り出したトリコ。その一撃は遠距離にもかかわらず、謎の男にヒットする。レベルアップしたトリコは、その攻撃をより遠くまで発射することができるようになったのだ。フライングフォークとフライングナイフと名付けた新技で、トリコは謎の男に挑む!

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