各話あらすじ

第 2 話 『秘境の巨獣! トリコ、ガララワニを捕獲せよ!』

2011/04/10 放送

脚本:村山 功  演出:座古明史  作画:為我井克美  美術:野村正信 

まだ見ぬ世界に美味しい食材たちが潜むと言われている『グルメ時代』。その食材たちを調達するプロフェッショナルたちを人々は『美食屋』と呼んだ。五つ星ホテルのコック長を務める小松は、その食材を確保するためにひとりの美食屋をたずねた。その美食屋の名前はトリコ。グルメ時代のカリスマとまで呼ばれている美食屋だ。目の前で軽々と自分より大きい獲物を捕獲するトリコを見て、小松はただおどろくばかり。一方のトリコは、最初は興味なさそうな表情だったが、捕獲対象がガララワニだと聞くと、途端に目を輝かせた。
さっそくガララワニを捕獲するため、バロン諸島へと向かうトリコと小松。しかし、一緒に来たものの、小松は次々に現れるバロンシャークやバロンヒルなど、この島の生物におどろいてばかり。そこへ今度は獰猛なバロンタイガーまで現れた。死を覚悟する小松だったが、トリコはにらむだけでバロンタイガーを撃退してしまう。呆気にとられる小松だったが、トリコはこの島の異変を感じていた。本来ならもっと奥地にいるはずのバロンタイガーがここにいたということは、より強大な獣に住みかを追われたということだからだ。
島の中心部までやって来たトリコと小松だったが、獣の数は減る一方で肝心のガララワニを発見することはできなかった。ガックリと肩を落とす小松だったが、そこへ巨大な沼蛇が現れる。だが、この沼蛇すら、より強大な捕獲者の獲物でしかなかった。ついに現れたこの島最大の捕獲者、それは300年生きてケタ外れに大きくなってしまったガララワニだ。そのあまりの大きさにおどろく小松。トリコはこの島の生態系の異変の原因がこの巨大なガララワニだということを確信すると、不敵な笑みを浮かべて大胆にも戦いを挑んだ。
強烈なガララワニの攻撃をかいくぐり、トリコはついにその力を発揮する。自分の腕をフォークとナイフに見立てたトリコの攻撃の前に、流石のガララワニも一瞬で倒されてしまう。そして、この様子を密かに監視カメラで見ていた謎の存在がいたことに、トリコたちはまったく気づいていなかった。さっそくガララワニを試食するトリコと小松は、お互いの夢を語り合う。人生のフルコースを完成させるというトリコの夢に感動した小松は、今後も食材を捜す冒険に自分を連れて行くことを約束してもらった。だが、ふたりは勢いでガララワニをすべて食べてしまうという大失敗をしてしまう。

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