各話あらすじ

第 144 話 『終わりの始まり! トリコVSジョア!!』

2014/03/02 放送

脚本:村山 功  演出:角銅博之  作画:舘 直樹  美術:今野慎一 

IGOと美食會の全面戦争が激しさを増すなか、突如として現れた闇の料理人・ジョア! その素顔は、なんと美食神アカシアの料理人・フローゼに瓜二つであった。一体どういう事なのか? 狼狽する人々。そこへ放たれるジョアの必殺技。もはやこれまで、絶体絶命! …だがその瞬間、ジョアの凶撃が弾かれた。間一髪、トリコが駆け付けたのだ! そして、美食會の副料理長・スタージュンも。二人は凶悪なジョアの気配を察し、スタジアムに急ぎ戻って来たのである。トリコ&スタージュンvsジョアの壮絶バトルが、今、始まる! …そしてその頃グルメ界では、IGO会長・一龍と美食會のボス・三虎、二人の決闘が始まろうとしていた…!
…もう、随分と昔の話である。現在のグルメ時代が始まる前…、恐ろしい戦争が世界中で起こっていた頃のことだ。まだ少年だった三虎は、極度の飢えと孤独によって死に瀕していた。そこを助けてくれたのが、アカシアとフローゼ、そして同様に彼らに拾われた一龍と次郎だった。フローゼらと共に家族として過ごした時間…。それは三虎にとって、初めて心が満たされた日々であった。だがそんな中、アカシアとフローゼは戦争を止めるため、神の食材“GOD”を求めて旅立ってしまう。やがて二人は目的を果たし帰ってきたが、フローゼは酷い衰弱状態に陥ってしまっていた。三虎はフローゼを救うべく、万傷を治す水“癒水”の捕獲へと向かうのだった。
しかし、療水は凶悪な猛獣によって守られていた。それでも何とか癒水を手に入れる事に成功する三虎。だが、同時に瀕死の重傷を負ってしまう。フローゼは三虎を助けるため、最後の力を振り絞って傷を癒す料理を作り…、そして命を落としてしまうのだった。以来、三虎は誓った。フローゼを殺したこの世界を、フローゼの分まで全て一人で喰らい尽くす、と。その頑なな決意に、もはや解り合える余地なしと判断する一龍。やむなく奥義を構え、三虎へ向けて放とうとする。だがその時、突如として一龍の体がズタボロに切り裂かれた。なんと既にこの一帯の空間には、三虎の必殺技・ハングリースペースが牙を剥いていたのだ…!
また一方、人間界のグルメスタジアムでは、トリコとスタージュンがジョアに立ち向かっていた。しかしジョアの力は圧倒的で、アルティメットルーティーンでさえ通用しない。軽くあしらわれるように倒されてしまうトリコたち。そうしてジョアは、ゆっくりと小松へと近づいていった。そう、ジョアの目的は他でもない、小松だったのだ。“GOD”を手に入れるには、小松の比類なき食運が欠かせないのだという。ジョアの魔手が、小松を捕らえようと迫る…! だがその時、ココが、サニーが、ゼブラが現れ、ジョアの前に立ち塞がった。トリコも再び立ち上がり、いよいよ四天王がそろい踏みだ!

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