各話あらすじ

第 141 話 『トリコ、反撃! アルティメットルーティーン!!』

2014/02/09 放送

脚本:高橋洋一  演出:小山保徳  作画:爲我井克美  美術:今野慎一 

料理人たちを連れ去るため、クッキングフェスティバルを襲撃してきた美食會の大軍団! IGOは防衛に打って出るも、美食會の途切れぬ猛攻に戦火は激しさを増していくばかり…。そこへ更に、美食會とは異なる第三の組織・NEO(ネオ)までもが動きだした。不意を突かれ、大きく戦力を削がれるIGO、美食會の両陣営。三つ巴となり、混迷を極めていく戦局…。そんな中、小松は、美食會の副料理長・スタージュンと戦うトリコの元へと向かっていた。四天王ココから、トリコが手助けを必要としていると助言をもらったのだ。しかし辿り着いた先では、スタージュンに敗北し、今にも力尽きようとしているトリコの姿があった…!
戦場に響き渡る、小松の悲痛な叫び…。いよいよ小松を捕らえようと手を伸ばすスタージュン。だがその時、倒れたはずのトリコが立ち上がり、スタージュンの魔手をさえぎった…! 守るべき存在、小松の声が、トリコにもう一度戦う力を与えたのだ! 復活したトリコが放つ技は、先ほどまで全力で振るっていたフルコースより、格段に威力が増していた。死闘の中で、トリコは更なる成長を果たしたのだ。そこには限界などない! そしてトリコが新たに見せる力…、それはグルメ騎士・愛丸から教わった究極のルーティーン…、アルティメットルーティーン!!
通常のルーティーンは、決まった動作の中で雑念を消し、技の成功率を上げるというものだ。だが、アルティメットルーティーンは技のポテンシャル自体を引き上げる。そして、その究極のルーティーンに動きは必要ない。必要なものは、勝利のイメージ、ただそれだけ。と言っても、ただ単純に思い描いただけでは駄目だ。強烈な自己暗示にも似た、凄まじい集中力と自信によって練り上げられたイメージでなくては、究極のルーティーンは成し得ない。それは、恐れなく、一切の疑いを排した、確固たる勝利のイメージ! 揺るぎなき確信が、イメージを実現させるべく技の可能性を引き上げる。それがアルティメットルーティーンなのだ!
アルティメットルーティーンによって、幾重にも連ねたフライングフォークを釘パンチのように放つトリコ。スタージュンを貫くイメージから生み出された新たなる必殺技・フォーク釘パンチである。更に、スタージュンの四方八方、ありとあらゆる角度から、大量のナイフとフォークによる一斉攻撃! トリコの中には、スタージュンを倒すという明確なイメージが出来上がっているのだ。だがしかしスタージュンは、これでようやく五分になったと不敵に笑う。そして、そろそろ戦うとするか…、そう言って炎と共に、腰に差した刀にも似た包丁を抜き放つのであった…!

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