各話あらすじ

第 139 話 『決着の時! サニー、最後の力!!』

2014/01/26 放送

脚本:田口智子  演出:角銅博之  作画:石井ゆみこ  美術:今野慎一 

料理人たちを連れ去るため、クッキングフェスティバルを襲撃してきた美食會の大軍団! 戦火のなか、トリコは美食會の副料理長・スタージュンと対決! しかし苦戦を強いられてしまう。一方、四天王・サニーは、美食會副料理長・トミーロッドと死闘を繰り広げていた。トミーロッドの圧倒的な力によって、重傷を負ってしまうサニー。だがその時、サニーの必殺技・ヘアマリオネットがトミーロッドの動きを封じ込めた。戦いで千切れてしまった髪の毛を遠隔操作したのだ。とはいえ、これもそう長くはもたない。マリオネットの解除される時が、勝負の時だろう。そして、その瞬間が遂に訪れた…!
決着は一瞬であった。猛攻を受けながらも、サニーのサタンヘアーがトミーロッドを食い尽くしたのだ。なんとか勝利を収めたサニー。しかし受けたダメージは大きく、サニーもまた、そのまま倒れてしまうのであった…。そしてまた一方、料理人・天狗のブランチは、美食會第一支部長・エルグと戦っていた。電撃を操り、エルグをあっと言う間に倒してしまうブランチ。だが、エルグは何事もなかったかのように立ち上がった。実は、なんとエルグは不死身の肉体を持っているのだ。雷で包丁を作り出し、エルグの体を微塵に刻むブランチ。すると次の瞬間には、ブランチの周囲を無数のエルグが取り囲んでいた…!
なんとバラバラにした肉体のそれぞれが、全てエルグの本体として復活してしまったのである。軍勢となったエルグに、それでも攻撃を続けるブランチ。だが、ブランチの電撃は無限ではない。乾電池などから電源を得られなければ、体内で増幅できず、枯渇してしまうのだ。やがて電気を使い果たし、為す術なく一方的にやられてしまうブランチ…。繰り出されるエルグの猛攻に絶体絶命、しかし全てはブランチの狙い通りであった。実はブランチは、ダメージを受けることによっても発電ができるのだ。ピンチから一転、ブランチの奥義・直列大帯電撃が炸裂する!
大電撃のなか、苦しみながらも再生を続けるエルグ。だが、この奥義は相手を倒すまで消える事がない。つまり不死身である限り、エルグは永遠に電撃を食らい続けるのだ。そしてやがて、エルグの肉体が崩れ落ち始めた。グルメ細胞が再生を諦めたのである。不死身を失ったエルグの正体は、醜い姿の男であった。倒れ伏し、己の容姿を自嘲するエルグ。だがブランチは、そんなエルグを男前、イケメンと評する。ブランチの住む妖食界では、もっと凄まじい化け物が普通のことなのだ。思わずして得られた讃辞の言葉…、それを噛み締めながら、エルグは満足そうにその長き生を終えるのだった…。

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