各話あらすじ

第 138 話 『決闘! サニーVSトミーロッド』

2014/01/19 放送

脚本:高橋洋一  演出:佐藤宏幸  作画:香川 久  美術:今野慎一 

一流料理人たちを連れ去るため、食の祭典・クッキングフェスティバルを襲撃してきた美食會の大軍団! 激しさを増していく戦火のなか、トリコは美食會の副料理長・スタージュンと対決。しかし、必殺技のフルコースが通用せず、ピンチに陥ってしまう。一方、美食會副料理長・グリンパーチを迎え撃つ四天王・ココ。激闘の果て、二人は決着をつけるべく、巨大な穴の奥底へと消えていくのだった。そして四天王・サニーの前には、美食會副料理長・トミーロッドと虫の群れが立ち塞がっていた。トミーロッドは自身の体内に無数の虫を飼っており、それを自在に操ることができるのだ…!
捕獲レベル80を超える数百匹もの虫を、必殺技で次々と倒していくサニー。だが、突如その顔が激痛に歪んだ。トミーロッドが生み出したグルメ界の混合虫・ジャイアントパラサイトのハサミが、触覚でもあるサニーの髪を切り裂いたのだ。常人であればショック死するほどの痛みがサニーを襲う! しかし、サニーは見事に耐えて見せた。サニーにとって痛みとは、体ではなく心に走るものなのだ。そしてサニーはトミーロッドを倒すため、髪の新たな力を解放する。黄金色に輝くその髪の名は、サタンヘアー! サタンヘアーは混合虫のハサミを物ともせず、それどころか一瞬でジャイアントパラサイトを喰らい尽くしてしまうのだった。
サタンヘアー…、それは一本一本が旺盛な食欲を持ち、全てを食べ尽くす恐ろしい髪である。かつて四獣と戦った際に放った四天王の合体技・王食晩餐(おうしょくばんさん)をきっかけに、サニーのグルメ細胞から目を覚ましたのだ。解き放たれたサタンヘアーは混合虫に続き、トミーロッドの左腕を一瞬で切り落とした。更にトミーロッドへと髪を向けるサニー! しかし、初撃は上手く決まったものの、続く攻撃はことごとく避けられてしまった。慣れない髪という事もあり、食義や直観を駆使しても上手く扱えないのだ。加えて、トミーロッドは複眼を有しており、サニーの触覚の動きは完璧に捉えられてしまっていたのだ。
仕方なくサタンヘアーを解除し、通常の髪へと戻すサニー。もとよりサタンヘアーは長時間の使用ができないという事情もある。だがその時、不意に何者かがサニーの動きを封じ込めた。それは、切り落としたはずのトミーロッドの左腕だった。なんとトミーロッドは切断された四肢を動かす事ができるのだ。怯んだサニーの隙を突き、一気に攻撃を仕掛けるトミーロッド。その鋭い手刀がサニーの腹を貫く…! しかし、表情を強張らせたのはサニーではなくトミーロッドの方であった。サニーの必殺技・ヘアマリオネットが、トミーロッドの体を支配したのだ。動けなくなったトミーロッドを前に、サニーの髪が再び黄金色に輝く!

各話あらすじ一覧へ