各話あらすじ

第 131 話 『最強コンビはだれだ? 島を丸ごとクッキング!!』

2013/11/24 放送

脚本:村山 功  演出:角銅博之  作画:大西 亮  美術:今野慎一 

四年に一度の食の祭典・クッキングフェスティバルも二回戦まで終了。続く第三回戦の種目は“一島丸ごとクッキング”! その名の通り、豊かな海に点在する様々な島から一つを選び、そこにある食材を丸ごと全て捕獲・調理するというものだ。そしてこの競技は料理人の独力ではなく、会場からパートナーを選んで行われる。つまり、島選びにパートナー選びと、料理人の食運が試されるというわけだ。小松が選んだパートナーは、もちろんトリコ! そして選んだ島は、グルメ食材がわんさか取れるグルメ島だ。捕獲もしやすく、色んな意味でオイシイ島のはずだが…、トリコら以外には誰もグルメ島を目指そうとはしなかった。いったい何故…?
トリコらが困惑する一方、他の料理人たちも続々と本日限りのドリームコンビを結成し、島の捕獲を開始していた。美食人間国宝・節乃は、助手のノノを連れ乙女島へ。毒食材で溢れる毒々島へ向かったのは、毒料理人タイランと四天王ココの毒コンビだ。薬膳島には、膳王ユダと四天王サニーが。そして大陸並の巨大島・ギガン島には、ブランチと四天王ゼブラが上陸していた。皆、各々の方法で鮮やかに島を丸ごと捕獲・調理していく。だがそんな中、ただ一組、小松・トリコのコンビだけが捕獲を終えられないでいた。なんとグルメ島は栄養が豊富すぎて、食材を捕獲してもすぐに再生してしまうのだ!
ひとつひとつの食材の捕獲は容易だが、丸ごととなっては困難を極める…。これが、誰もグルメ島を選ばなかった理由だったのだ。これではいつまで経ってもキリがない。いったいどうすれば…。攻略法がわからないまま、とうとう諦めかけてしまう小松。と、その時、ふと島の周囲に広がる美しい海が目に入った。そしてハッと気がつく二人。島の栄養は川を通じ、海へと流れ出る。つまり海には島の全てが詰まっているとも言えるのだ。そして海には、その滋養をたらふく摂って成長する食材がある。それは牡蠣! 牡蠣を食べるという事は、島を丸ごと食べると言っても過言ではないのだ。牡蠣を捕獲するべく、二人はさっそく海へと向かう!
と、その時、モアイ像のような凹凸を持った超巨大な牡蠣が海面に浮かび上がった。この牡蠣こそ、その余りの大きさから“海中の島”とも呼ばれる、通称・オイースター島。これを逃す手はない。トリコは10連釘パンチでオイースター島をアッと言う間にノックアウト。小松も無事に調理を間に合わせる事に成功する。そしてもちろん、グルメ島の栄養を取り込んだオイースター島の味は、文句なし。二島捕獲に匹敵する美味しさで、小松は見事に三回戦を突破! 決勝トーナメントにコマを進めるのであった。かくして、ますますの盛り上がりを見せるクッキングフェス。だが…、その裏に刻一刻、美食會の不穏な影が迫りつつあった…!

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