各話あらすじ

第 129 話 『ド卑劣!爆走!ブランチ、ごぼう抜き!!』

2013/11/10 放送

脚本:村山 功  演出:田中智也  作画:山﨑展義  美術:今野慎一 

四年に一度の食の祭典・クッキングフェスティバルが遂に始まった。予選の競技は、食の耐久レース“トライアスロンクッキング”! 食材の置かれているポイントまでスイム(水泳)で向かい、入手した食材をバイク(自転車)で運ぶ。最後にラン(走)で調理器具を手に入れ、ゴールで調理をするという競技である。そして、このレースで美味しい料理を作った上位50名が予選通過となるのだ。しかしスタート早々、体力勝負が苦手な小松は大苦戦を強いられてしまう。そんな中、伝説の料理人・天狗のブランチが遅ればせながらレースに参戦。最下位の小松は何とか水泳を終え食材選びに入るものの、あっと言う間にブランチに追いつかれてしまうのだった。
凡庸とした小松を、会うなりあなどるブランチ。だが食材の声を聞く小松の姿を見て一転、ブランチは小松を気に入ってしまった。粗暴に見えても、やはり食材を愛する料理人。食材と真摯に向き合う小松に共感するのは当然のことなのだ。かくして、意気投合した小松とブランチは残っていた食材を全て積み込み、共に自転車を漕ぎ始める。続くバイクコースは猛獣たちがひしめく荒野!料理人たちは襲い来る猛獣を時には避けて、時には倒して進んで行かねばならない。激しいデッドヒートが繰り広げられる中を、ブランチは小松を引きずりながら猛スピードで走り抜けていく!
並み居る料理人をごぼう抜き、ガンガン順位を上げていくブランチと小松。しかもブランチは速いだけではない。橋を壊して後続を断つなど、卑劣きわまりない手段まで使うのだからタチが悪かった。正々堂々と勝負しなければダメだ、とブランチをたしなめる小松。だがブランチは、次から正々堂々と妨害してやると笑う有様であった。一方、先頭を走る節乃・ザウス・膳王ら三人の優勝候補はバイクを終え、最後のランに突入していた。途中、給具所に置かれた自分の調理器具を電光石火のスピードで手に入れ、コースを駆け抜けていく。そして早くもゴールであるスタジアムが見えてきた!一位となるのは節乃か、ザウスか、膳王か!?
だがしかし、果たして誰が予想したであろうか、ゴールテープを切ったのは後方から猛烈な勢いで差し込んできたブランチ & 彼に引きずられた小松であった! その見事な逆転劇には、客席も大興奮。とは言え、トライアスロンクッキングの本番はここからだ。どんなにレースが速くても、美味しい料理を作れなければ意味がないのだから。調理のトップバッターは、ブランチと共に一位通過を果たした小松!体力面では圧倒的不利にあった小松も、調理技術では他の料理人に決して引けを取らないはず。本領発揮はここからだ! 愛用のメルク包丁で、いざ調理開始…と思いきや、なんと小松が取り出したのは普通の包丁だった。いったい何故…!?

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