各話あらすじ

第 123 話 『来るべき祭典 うごめく“ヤバイ奴ら”』

2013/09/29 放送

脚本:高橋洋一  演出:中尾幸彦  作画:舘 直樹  美術:今野慎一 

グルメ界から侵攻してきた伝説の怪物“四獣”を、ついに撃破したトリコたち美食屋四天王! 存亡を賭けた戦いに勝利した人類は、その喜びでお祭り騒ぎ。だがその影で、怪しげな人物を追っていた再生屋・鉄平に危機が迫っていた。今回、人間界に現れた四獣は、何者かによって再生させられたものだった。つまり、この人類の危機を裏で操っていた人物がいるのだ。今、鉄平の目の前にいる者が、その黒幕だろうか?いったい何者なのか。謎の人物と対峙し、思わず問いかける鉄平。だが、返ってきたのは強烈な殺気、身も凍る絶対の死のイメージであった…!
次の瞬間、鉄平は絶叫と共に眠りから目覚めた。黒幕とおぼしき人物から攻撃を受け、意識を失っていたのだ。看病してくれていた再生屋・プキンが言うには、三日間眠り続けていたらしい。鉄平は礼を述べると共に、彼女の師の行方を尋ねた。四獣級の猛獣を再生できる人物は、ごく限られている。例えばプキンの師匠、世界最高峰の再生屋・モーヤンシャイシャイ…!だがプキンによると、師は数日前から行方不明らしい。黒幕の正体がモーヤンシャイシャイだとは言わないが、何かを知っている可能性は高いだろう。一刻も早く見つけなければ…。と、その時、ふとプキンが気がついた。鉄平の顔の傷が増えているような気がする、と…。
さて一方、トリコは再び日常の生活へと戻っていた。四獣を倒した事で、一龍から示された七つの修行食材、その全ての捕獲がついに完了した。次はいよいよグルメ界への挑戦だ。以前に挑んだときは返り討ちにあってしまったが、今度は通用するはず…!意気込むトリコであったが、そこへIGOのエージェントがやって来た。トリコら美食屋四天王に、クッキングフェスで使う食材の調達を依頼したいというのだ。クッキングフェスとは、四年に一度開催される食の祭典である。観戦者は10億人以上、生中継の視聴率は95パーセントを超えるとも言われ、その経済効果は計り知れない。このグルメ時代、誰もが熱狂するスーパーイベントなのだ。
ところが、先の四獣侵攻のせいでIGOのビオトープに重大な被害が出ており、フェスで使用する希少な食材の調達が難しくなっているという。加えて、各地の生態系も崩れてしまっているらしい。そこでトリコにお鉢が回ってきたというわけだ。もちろんトリコは快諾!さっそくホテルグルメへ向かい、小松を誘うのだった。するとそこへG7…、IGO主要加盟国より選出された味覚マスターが現れた。その用件は、なんと小松が世界料理人ランキング88位にランクインした事を告げるものだった。しかも、今年のクッキングフェスの出場権を得たというのだ!

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