各話あらすじ

第 12 話 『魔のゲーム! デビルアスレチックをクリアしろ!』

2011/06/19 放送

脚本:村山 功  演出:中尾幸彦  作画:林 祐己  美術:野村正信 

リーガルマンモスのいるリーガル高原に向かうため、トリコとリンは悪霊の遊び場と呼ばれるデビルアスレチックに入った。ここはいくつものコースに分かれ、それぞれのルートには難易度の異なる猛獣たちが待ち構えている。体力がいちじるしく低下しているトリコは、なるべく強敵のいないルートを選ぼうとするのだが… 一方、サニーと一緒にリーガル高原に向かっていた小松は、離れ離れになったトリコの身を心配していた。サニーの言葉で気を取り直した小松だったが、行く手に巨大なGTロボの足跡を見つけておどろく。
デビルアスレチックを進むトリコたちの前に怪鳥ルバンダが現れた。この思わぬ強敵の登場に、トリコは自分の選択したルートが間違いだったと気づく。その独特の動きと幻覚作用のある息で分身しているように見せるルバンダの前に、頼みのオブサウルスも簡単に敗れてしまう。覚悟を決めたトリコはリンのフォローでルバンダに挑むが、今の体力ではまったく歯が立たない。しかも不用意な一撃で、無用にルバンダの怒りに火をつけてしまう。このトリコ絶体絶命の危機を救ったのは、全速力でその後を追いかけてきたテリーだった。
テリーの登場で、トリコは一気に形勢を逆転させた。ルバンダも自分の本体を一瞬で見つけたテリーを警戒して動けない。さらにテリーはトリコたちを安全なルートに案内する。鋭い野性の勘を持つテリーには敵のいない場所を察知することはもちろん、最短の近道でさえお見通しだった。一気にデビルアスレチックを抜けたトリコたちは、リーガル高原の入口へとたどり着く。だが、ホッとしたトリコたちとは反対に、何かを察知したテリーが決意の遠吠えを上げた。それはテリーが脅威と感じたGTロボが近くまで来ていたからだ。
自分がGTロボをここまで案内してしまったと感じたテリーはその責任を取るため、戦いを挑むべく道を戻った。トリコはそのテリーの気持に応えるべく、先へと急ぐことにする。そのころ、リーガル高原に入るため、サニーと小松は目の前にそびえ立つ断崖絶壁のリーガルウォールを昇っていた。だが突如、上空から何か迫って来る。おもわず雲かと思ったその巨大な何かは、我が子を捜している途中、誤って足をすべらせて崖の上から落ちてきたリーガルマンモスだった。その山のようなリーガルマンモスの巨大さに、サニーでさえおどろきの叫びをあげる。

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