各話あらすじ

第 119 話 『四天王最大の窮地! 小松の決意!』

2013/09/01 放送

脚本:田口智子  演出:中島 豊  作画:袴田裕二  美術:今野慎一 

IGO会長・一龍からの最後の修行として、フードパークに現れたグルメ界の怪物“四獣”に立ち向かうトリコら美食屋四天王。だが四獣は、四匹の猛獣を吸収して完全体へとパワーアップ! その捕獲レベル300を超える圧倒的な強さに、トリコたちは手痛い深手を負ってしまうのだった。加えて、四獣が吐き出した雲から降る猛毒の雨“グリーンレイン”が、人間界を蝕んでいく。このままでは数億もの人々が、一時間ともたずに命を落としてしまう。人々を救う為、小松は毒を分解する料理を作れる膳王・ユダの元へと向かう。しかし、小松の願いにユダは首を振る。時間内に数億人分もの解毒料理を作るには、どう考えても人手が足りないのだ。
だが、そこに一筋の光明が差し込んだ。美食人間国宝・節乃が、調理の助けに現れたのだ! 更にはロストフォレストの十星料亭・雲隠れ割烹の千流が、そして、かつてトリコらと戦ったグルメカジノの元オーナー・ライブベアラーまでもがやって来た。その他にも、世界料理人ランキングで上位に入る凄腕料理人が続々と…。皆、人類の危機を知って駆けつけて来たのだ! これだけの手練れが揃えば、何とかなるかもしれない。小松らは早速、ユダから解毒料理の作り方を教えて貰うのだった。一方、四獣を相手するトリコらは苦戦を強いられていた。傷つき倒れたトリコらの痛みを、エンドルフィンスモークで和らげるリン。と、そこへ再生屋・鉄平が現れた。
町や人々を再生させた木々で守っていた鉄平は、リンのスモークで雨を弱められないかと考えたのだ。リンは四天王と共に戦いたいと願うが、トリコに諭され、雨のガードと人々への避難勧告に赴くのだった。続けて、鉄平はトリコらに告げる。目的は不明だが、四獣は何者かの手によって再生させられている、と。その黒幕を見つけ出すのも、どうやら一龍の修行に入っているようだ。それが今の体たらくでは、笑われてしまう。トリコらは気合いを入れ直し、四獣を捕獲するべく、再び立ち上がるのだった。そしてその頃、小松ら料理人たちは、ユダが作って見せたグリーンレインの解毒料理“薬膳餅”を前にして悩んでいた…。
やはり圧倒的に人手が足りないのだ。これだけの手練れが揃っても五千万人分が精一杯。被害者全員を助けるには、とても至らない。かといって作り手を増やそうにも、薬膳餅は特殊調理食材だ。簡単な話ではなかった。こうなっては仕方がない。助ける人間を選別しなければ…。だが、その判断に小松は反対する。今からでも一般の料理人が作れる調理法を発見すればいい、と。そして、10分でいいから時間が欲しい。必ず簡易調理法を探し出してみせる、とも。その瞳に込められた決意を見て取った料理人一同は、頼みを聞き入れ、小松に10分の猶予を与えるのだった。

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