各話あらすじ

第 115 話 『人類の存亡をかけた戦い! 四獣VS四天王!!』

2013/07/28 放送

脚本:田口智子  演出:大嶋博之  作画:橋本英樹 山村俊了  美術:今野慎一 

グルメ界に眠る猛獣“四獣”。この怪物が数百年ぶりに目を覚まし、食事のために人間界へと移動を開始した。四獣の好物は、なんと人間なのだ…! 侵攻してくる四獣に対し、IGOは非常事態宣言を発令。全人類を人間界の中央地帯へと避難させ、絶対防衛ラインを引くのだった。そして人類防衛の任に着くのは、トリコら美食屋四天王! 実は四獣は、一龍からトリコらに課せられた修行食材、その最後のひとつでもあったのだ。世界の四方からそれぞれ迫り来る四体の四獣…。一体でも討ちもらせば、人類は滅亡の危機に瀕する。トリコらは四獣を迎え撃つべく東西南北に別れ、防衛ラインへと急ぐのだった。
四獣はどれも山のような巨体を持つ。その進撃は、苛烈の一言に尽きていた。かつてトリコと小松が食材を求めて大冒険をしたアイスヘルも、デスフォールも、グルメピラミッドも、ただの移動によって全て破壊されてしまうほど…。IGOの各ビオトープも、そこに生息していた動物たちも、もはや見る影もない。そんな中、四天王ばかりに戦いを任せるわけにはいかないと、国際連合軍が出動した。我が物顔で進む四獣を、科学の叡智を結集させた近代兵器で迎え撃つ。巨大戦車・戦闘機・そして軍事衛星からの、大砲・ミサイル・レーザービームの一斉射撃! 凄まじい爆発が四獣を炎に包み込む!
…しかし! 恐るべきことに、人類の最大火力を以てしても、四獣は全くの無傷であった…! 更に、四獣の反撃により連合軍は一瞬で壊滅状態に…。もう、どうする事もできないのか。圧倒的な戦力差に絶望する人類。だがその時、不意に四獣の足が止まった。トリコら四天王が、それぞれのコンビと共に、ついに防衛ラインへ到着したのだ。対峙する四天王と四獣。ゼブラの相手は、甲殻の四獣“マウントタートル”! ココの相手は、毒の四獣“インバイトデス”! サニーの相手は、触手の四獣“キングオクトパスコング”! そしてトリコの相手は、獣の四獣“牙王”! 人類の存亡を賭けた戦いが、いよいよ始まる!! 
牙王は、その獅子のような姿の通り、凄まじい攻撃力とパワーを持つ四獣であった。鋭い踏み込みからの牙と爪による斬撃は、巨山や大地をも簡単に切り裂いてしまうほど! 加えて、耐久力もピカイチで、食義を極めたトリコの30連釘パンチさえ物ともしない。リンから託された捕獲レベル計測器・メジャートングで、その捕獲レベルを調べてみると、なんと127! これまで戦ってきた強敵を遥かに凌ぐレベルであった。その他の四獣も同様に、レベル150に迫る勢いだ。だが、トリコらの顔に悲壮の表情はなく。それどころか逆に、本気でいかないとな、と不敵の笑みが浮かんでいた…!

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