加音町では夏祭りが開かれていた。町の人々が楽しそうに準備を進める様子を見ていたエレンの前に、悲鳴を上げながらやってきた奏太。その後に現れたのはなにやら不気味なシルエット。ネガトーンが現れたのかとモジューレを構えるエレンだったが、それはネガトーンではなく響と奏の準備したお化け屋敷に使うお化けだった。一緒にお化け屋敷をやろうとエレンを誘う響と奏だったが、エレンは大のお化け嫌い。響と奏に怖がっていることをからかわれたと勘違いしたエレンは怒ってその場を去ってしまう。

お化けを怖がっているところを見られて恥ずかしいと落ち込むエレン。そんなエレンに王子が声をかける。せっかく仲良くなれた響と奏からお化けが怖いことを笑われたと王子に話すエレン。二人に意地悪をされたと思うエレンだったが、それはエレンの勘違いできっと二人とも今頃エレンのことを心配しているはずだ、と言う王子。その頃、響と奏はハミィから「エレンは昔からお化けが大嫌いだった」という話を聞き、エレンを心配してあちこちを探していた。ハミィの話を盗み聞きしていたトリオ・ザ・マイナーはセイレーンの弱点を知り、ある作戦を思いつく。

響と奏と仲直りしたいと二人を探すエレン。そこへ、お化けの格好をしたトリオ・ザ・マイナーが響と奏になりすましエレンを驚かせる。怒ってその場から逃げ出すエレンを見て、プリキュアの仲を引き裂くことに成功したと喜ぶバスドラたち。ようやく会えた響、奏とエレンの前に現れたトリオ・ザ・マイナーは、プリキュアの友情などは全てまやかしだ、とエレンに再びマイナーランドに戻るように言うと、唐傘のお化けをネガトーンにしてしまう。さらには変身しようとした響と奏のモジューレを奪ってしまうバスドラ。

響と奏に背を向けるエレンは、バスドラの元へと歩いてゆく。と、バスドラからキュアモジューレを取り戻し響と奏に渡すエレン。響と奏がわざとひどいことをするはずがないと信じていたエレンは、トリオ・ザ・マイナーの作戦に騙されたフリをしていただけで、響と奏を裏切るつもりなどなかったのだ。プリキュアに変身した三人は息を合わせて見事ネガトーンを倒す。仲直りの記念に、三人で一緒にお化け屋敷に向かう響、奏、エレン。ようやくゴールしたエレンの笑顔を見た響と奏は、怖がっているエレンも可愛いけれど、笑顔のエレンが一番すてきだと言うのだった。