マルスがかつて人間であった頃の姿。政治家。妻・ミーシャ、娘・ソニアと共に暮らしている。忙しい身ながら妻子への気遣いを心がけている。ミーシャの死をきっかけに、この世界の恐怖と暴力を憎悪し、世界を正さねばミーシャが救われないと信じるようになる。だがその心が救われることはなく、何のためにミーシャが死んだのだという思いはいやおうにも増し、心に闇を抱えていく。(声・柴田秀勝)