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第 8 話 『 大好き! みのりと二人のお姉ちゃん 』 2006/03/26
脚本 清水東  演出 大塚隆史    作画 青山充    美術 井芹達朗 
ミノリは、姉の咲が大好き!! ソフトボールに熱中する姉のモノマネをしたり、舞が遊びに来ているところに顔を出すなど、常に姉の後をついて回っていた。だが少しばかり元気がありすぎて、注意されることもしばしば…。そして今日も、咲と舞がくつろいでいるところに押しかけて大変な事をしてしまう!! 舞の大切なスケッチブックにジュースをこぼしてしまったのだ!! お陰でせっかく舞が描いたスケッチは台無し…。注意しても言うことを聞かないミノリに、咲は「今日こそは」ときつく叱る…!!
「もう一緒に遊んであげない!!」…ついに咲がミノリにそう言い放った。これには、さすがの彼女も大ショック!! 反省していない訳ではない、ただ少し元気がありすぎただけ…。舞が慌ててフォローしようとするが、ヒートアップした咲は、そんな舞にも言ってはいけない一言を浴びせてしまう。「舞には解んないんだから、ちょっと黙って!!」…勢いだったとは言え、これは言い過ぎた。たしかに舞は末っ子…。一瞬にして室内が凍りつく。永遠に思えるような沈黙と、重苦しい空気。それは、翌日の学校でも尾を引いてしまった…。
学校で顔をあわせても、二人は微妙な空気を漂わせるだけで言葉も交わせない。咲は反省しているし、舞も仲直りのキッカケを探っている。だが、一度逃した仲直りのチャンスは、なかなか取り戻せなかった。そんな中、学校から戻ったミノリは、置きっぱなしにされているスケッチブックを見て何かを思いつく。そして姉にも両親にも何も言わず、家を飛び出してしまうのだった。結局舞に謝れないまま家に戻ってきた咲は、血相を変えてミノリを探す両親に教えられ、妹を探そうと必死に駆け回る…!!
ミノリは、スケッチブックを舞に届けに来ていた。「私が原因で、お姉ちゃんたちはケンカしたんでしょ?」…罪の意識を感じつつ、咲に嫌われたのかと相談するミノリ。それを舞は、優しく慰めた。私も、同じように兄に叱られたことがあったから気持ちは分かるよ…と。そんな舞も、カレハーンに替わって新たに登場した敵「モエルンバ」に、駆けつけた咲と共に対抗。戦いの中でお互いが考えていた事を告白して仲直りした。こうして咲と舞はまた少し絆を深め、ミノリには新たな「お姉ちゃん」ができたのだった。