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第 22 話 『 超オドロキ! 満と薫の衝撃告白!! 』 2006/07/09
脚本 羽原大介  演出 岩井隆央    作画 青山充    美術 行信三 
プリキュアを倒すため、ついに自分たちが前線に立つと決意した満と薫。しかし既に彼女たちの中に芽生えていた人間的な心は、その決意、ダークフォールの総大将であるアクダイカーンへの忠誠心に陰を落としていた。「プリキュアとは戦う。でも、時間が欲しい。心の整理をするまでの時間が欲しい…!!」 しかし時間を与えれば与えるほど、人間たちに…いや、咲や舞に親しみを抱くのは解りきっている。それを見抜いていたアクダイカーンは、その希望をはねのけて一刻も早い決着を指示した。
一方、満や薫の正体に気付き始めていた舞は、ひとり悩んでいた。「まさか、満さんと薫さんは、ダークフォールの手先…!? でも、信じられない…。信じたくない…」 だからこそ、何も気付いていない咲には打ち明けずに、自分の胸にしまいこもうとする。しかしチョッピやフラッピは、満や薫の殺気に敏感に反応しており、二人を信じたいと願う舞の心を乱していた。そしてその不安は、みのりが学校に遊びに来た事で現実のものになってしまう。何と、薫が不思議なパワーを使い、みのりに向かって飛んできたボールを消滅させて助けたのだ!! まさにその場面を目撃してしまった舞は…。
一方、何も知らない咲は、不安がる舞をよそに満と薫を大空の木へと誘っていた。両手を広げ、四人で木を取り囲む咲たち。この世界に現われた当初は、まったく人間らしい表情を見せず、ただ人形のように固まった顔を見せていた満と薫。しかし咲や舞、みのりと接するうちに、彼女たちは微笑むことを覚えた。無意識的だが、喜びというものを感じるようになった。「友だちをお気に入りの場所に誘うのに、理由なんかいらないでしょ」…自分たちをこの場所に誘った理由を、咲はそんなふうに屈託のない笑顔で言い放つ。
「…友だち?」「私たちが、咲の?」…初めて薫が自分の名前を呼んでくれた…。その事を心から喜ぶ咲。だが、そうやって満たちとの心の距離が近付けば近付くほど、現実は四人を苦しめる。初めてプリキュアに対し、友情を感じていたと意識する満と薫。だがダークフォールの戦士である以上、プリキュアと戦わなければならないのも事実。そこで満たちは、せっかく気付いた友情にあえて背を向け、ダークフォールの戦士として、プリキュアに変身した咲と舞に挑戦状を叩きつけた!! 果たして、この戦いの行方は…!?