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第 21 話 『 夜空に輝け! 星の光の仲間たち 』 2006/07/02
脚本 山下憲一  演出 座古明史    作画 高橋任治    美術 行信三 
ドロドロンが倒された。これで、プリキュアに奪い返された泉は「木の泉」「火の泉」「土の泉」の三つ。度重なる失敗にアクダイカーンの我慢も限界に達していた。そこでいよいよ、満と薫が『打倒・プリキュア』に名乗りを上げることになる。これまでプリキュアに接触していたのは、すべてこの時のため…。だがここで、満と薫にわずかな変化が現われた。プリキュアを倒し、アクダイカーンの野望が達成されれば、この世は無と化して何もかもが消えてしまう…その事実に、少しばかりの動揺を見せるようになったのだ。
脳裏をよぎるのは、咲や舞の笑顔…。無表情を装っても、以前のような非情さが欠けていたのは確かだった。そのため、決心が鈍る前にプリキュアを倒そうと、周囲に誰もいなくなったところで始末をつけようとする。だが、その度に邪魔する出来事が発生して二人の手を止めた。一度目は、咲に「舞の家で天体観察するから、いっしょにどう?」と誘われた事。しかも、舞の家で倒すつもりが、クラスメイトたちも大勢参加して目算が狂ってしまう。そして二度目のチャンスでは、舞の母親に潰されてしまったのだった。
カップを割ってしまった音で、結果的に咲と舞を救うことになった舞の母。彼女は無意識的に満や薫に言う…「形あるモノ、いつかは壊れる。どんなモノでも、いつかは壊れてなくなってしまう。だからこそ、形あるうち、命あるうちは愛情を持って大切に使わなくちゃいけないんだけどね」。さらに舞の父も、天体観測の場で言った。「宇宙には色々な星が輝いている。この星空は、星たちが生きている証なんだよ」。二人の発言、そして咲や舞の「私たちは、星空の仲間!!」という一言で、満と薫は確実に心の変化を見せ始めた。
満と薫は思い出していた。転校初日、初めてクラスメイトが自分たちの周りに輪を作ってくれたこと…。咲の家を手伝い、みのりに慕われた薫…。その帰りにパンをプレゼントされたこと…。もはや自分を失いそうになりながら、それでも二人は使命を全うしようとウザイナーを出現させた!! そしてその夜の出来事は、舞の心に深い影を落とすことになってしまう。プリキュアになって戦った、あの時に見た不審な影…。まさか、あれは満と薫…!? 『星空の仲間』だと心を通じあわせたはずの四人に、試練の時が訪れようとしていた…!!