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第 40 話 『 ふたりは最高! 全開バリバリなぎさと亮太!! 』 2005/12/04
脚本 吉村ゆう  演出 岩井隆央  作画 青山充  美術 行信三
校内バドミントン大会で優勝した亮太に、思わぬチャンスが舞い込んだ!! 先生が推薦してくれたお陰で、地元のクラブチームから「練習に出てみないか」と声がかかったのだ!! 弟が掴んだチャンスが嬉しくて仕方ないなぎさは、「ビシバシ特訓するぞ」と、ついて来る気マンマン。しかし、当の亮太は迷惑そう…。「来ないでよ」と釘をさし、練習日当日も、なぎさを置いていこうとする。母親の理恵は「きっと照れくさいのよ」と言うが…。それでも結局、なぎさはほのかを誘って亮太について来てしまう。
体育館には、亮太の他にも初参加の少年たちがいた。その中で彼は、ある練習生の少年と仲良くなる。名前は「柴田祐二」。今日が初参加であること、小さい頃からバドミントンが好きなこと、力を試したくて参加したこと…何かと共通点も多い、練習でペアを組むことになる少年である。だがそんな2人も、今年の地区大会で準優勝した程の実力の持ち主、「高田」の練習を目の当たりにすると、あまりのレベル高さに萎縮してしまう…。しかもその相手と、ワンセット15点のテストマッチ・ダブルスをすることになって…!?
テストマッチが始まると、なぎさの応援にも熱が入っていった。「亮太!結果を恐れずにチャレンジするのよ!!」「よっしゃ、いいぞ!!」「ステップがこうなのよ、こう!!」プレーのひとつひとつに一喜一憂し、スタンドから大声でアドバイスを送るなぎさ。一方、ラケットを握る亮太は、そんな姉の姿が恥ずかしくてたまらない。そんななぎさでも、スタンドで様子を見守っていた他の観客たちにクスクス笑われるようになると、さすがに反省せざるを得なくなる。だが彼女の声援がなくなった途端、亮太に異変が…。
「お父さんとしていた頃は、もっと自由にやっていたよ…。もっと楽しくやればいいのに…」…亮太の動きは、なぎさにとって不自然極まりないものになっていた。足がもつれたり、力が入りすぎてミスしたり…。そこで彼女は、亮太の靴紐が解けているからとタイムを取る。そして、解けてもいない靴紐を直してやりながら、弟にアドバイスを送った。バドミントンが大好きだった気持ちを思い出して、と…。そのアドバイスが、亮太に笑顔を取り戻させた!! お陰で2人は、バドミントンに対する取り組みを買われ、練習へのレギュラー参加に誘われることになるのだった。
 
(C)ABC・東映アニメーション