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第 32 話 『 闇から守れ! この世で一番大事な笑顔!! 』 2005/10/02
脚本 吉村ゆう  演出 山田徹  作画 青山充  美術 杉浦正一郎
学校新聞「ベローネタイムズ」の編集委員になった、なぎさ・莉奈・志穂。しかし「街角スマイル」のコーナーを担当していたなぎさは、すっかりその事を忘れている様子…。締め切りは明日。このままでは原稿が落ちてしまう…!! そこで3人は、ほのかの知恵を借りるために彼女の屋敷へ…。「ほのかなら色々知っているんじゃない?」…3人に拝み倒され、ほのかも少しばかり困惑気味。しかし、さなえが差し入れてくれた団子が、思わぬアイデアを閃かせてくれた。「そうか、水戸屋さんがいいわ!」…そこで一同は、さっそく手作り団子が評判のその店へと向かうことにする。
水戸屋は、おばさんがたったひとりで切り盛りしている、ほのかの思い出が詰まったところでもあった。団子ひとつ焼くのにも、気持ちを込めて手で団子を丸める…そんな、お客さんを幸せにすることを喜びとする、笑顔が素敵な団子屋である。水戸屋のおばさんの笑顔、優しさ、そして深みのある団子の味に感動したなぎさたちは、さっそく取材を始めるが…。「実はね、このお団子屋さん…もうやめようと思っているの」…おばあさんの衝撃発言が飛び出したのは、取材が終了して一息ついた直後のことだった…。
近頃はお客さんも減り、息子夫婦が一緒に住もうとも入ってくれている。そろそろ潮時か…そう視線を落としたおばさんは、あまりになぎさたちが取材に熱心だったため、なかなか切り出せなかったと言う…。その言葉を受けたなぎさたちは、おばあさんのためにも最高の記事にしようと奮起。さらにほのかが「私にこの記事を書かせて」と立ち上がり、徹夜で最高の記事に仕上げてくれたのだった。それは彼女の気持ちと、これまでの水戸屋に対する感謝の気持ちが詰まった最高の原稿になり、完成した学校新聞を手にしたおばさんの決心を変えてくれることとなる。
「取材の時は、『みんなが幸せな気持ちになれるように、願いを込めながらお団子を作ってきた』って言ったけど、本当は幸せにしてもらったのはおばさんの方だったの」…ほのかの記事を見て、改めてその事に気付くおばさん。しかし、そこにビブリスが登場して、辺りを闇に包んでしまった!! おばさんの話しを聞いていたなぎさ・ほのか・ひかりは、プリキュアやシャイニールミナスに変身することでビブリスとザケンナーを撃退。闇を払うと、再び団子屋を続けると決心してくれたおばさんのためにも、元気に店を手伝うのだった。
 
(C)ABC・東映アニメーション