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プリキュア5とミルキィローズを倒して、館長はキュアローズガーデンを征服してしまいまいた。それは、すなわち世界を永遠に征服したことと一緒なのです。でも、たとえ館長がどんなに強くても、だれもあきらめたりしませんでした。倒れても何度でも立ち上がるプリキュア5とローズ。ココとナッツも何があっても希望を捨てません。そんなみんなの姿を見ても、館長は「価値のないもの」と言って、いまだにフローラの言いたかったことを理解しようとはしなかったのです。そんな時、メルポから、たくさんの手紙が飛び出てきました。それは世界中から送られてきた、プリキュア5への手紙でした。 |
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平和を望む世界中の人たちの声、それがプリキュア5とローズに、今までになかったほどの力を与えました。その力を得て、プリキュア5とローズの反撃が始まります。今まで館長を守っていたバリアーを破って、プリキュア5とローズの攻撃があたるようになりました。驚く館長の前に、ついに4人の国王も現れます。そして、みんなの力を合わせるように言いました。プリキュア5の希望の赤いバラの力と、ローズの奇跡の青いバラの力が合わさった伝説の力を借りた必殺技「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」がついに館長に炸裂します。 |
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プリキュア5とローズが育てた命の力が、やさしく館長を抱きしめました。そして館長は光の中へと消えていきます。館長がいなくなったため、世界はもとの静けさを取り戻し、逆に崩壊したエターナルでは、コレクションとして没収されていた生き物や宝物たちが、元の場所へと帰っていきました。元の平穏なキュアローズガーデンを取り戻し、ようやくフローラと話ができたキュアドリーム。フローラはそんなドリームに自分の代わりに、このキュアローズガーデンを守ってほしいと言ってきました。そう、フローラがのぞみに手紙を送って、この場所に招いたのには、そんな理由があったのです。 |
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そんなフローラの願いをあっさりと引き受けたのぞみ。みんなは、のぞみと別れてしまうと悲しくなりますが、そうではありません。のぞみは、このキュアローズガーデンの扉を開放して、みんなに見てもらおうと考えたのでした。その、のぞみの考えに、フローラは満足そうに微笑むと、光に包まれて消えていきます。でも、さよならではありません。いつかまた種から復活するフローラをお世話すると言って、のぞみはフローラを見送るのでした。そして、平和を取り戻した世界。のぞみたちも、フローラからもらった種を大事に育てていました。夢が叶うには時間がかかるように、いつか芽吹き、花開く、その時まで… |
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