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引き続きパリに滞在している一座。ナージャは、おばばの帽子のお得意様であるマダム・モローのサロンを訪れる。 サロンとは、若い芸術家達を奨励するための場所である。 この時代、貴族は才能のある若い芸術家たちに場所を提供していたのだ。 |
そこでナージャは、コンクールに出す曲が出来なくて悩んでいるイギリス出身の天才作曲家ジョンと出会った。ジョ ンは周りとも馴染まずお高くとまっている気難し屋。旅芸人のことも馬鹿にしている様子・・・ |
しかし、楽しそうに踊るナージャや旅芸人一座の芸を見たジョンの心が少しづつ変化し始める・・・ナージャに故郷イギリスのティーをご馳走されると、ピアノを始めた頃 「音楽は楽しいもの」そう考えていたことを思い出し、頑なだった心をナージャに開いていく |
ナージャとの出会いで、スランプから抜け出したジョンはピアノを弾きたい気持ちでいっぱいになり、その気持ちを曲にしようとサロンへと急ぐ。サロンにつくとそこへはフランシスが訪れていた。二人は同じ「楽しげに踊る少女」 を思い浮べているのであった。 |