2008/05/25予定
第 33 話  「流し目の星!華麗なる天才女形を救え!!」
脚本:影山由美 演出:佐々木憲世 作画:佐久間信一 美術:杦浦正一郎
惚れっぽいというカイトの悪いクセが出て、またまたカイトは恋に落ちる。相手は美しい旅芸人、巴蘭寿(ともえらんじゅ)。メロメロのカイトは毎日花束を持ち、他のファンとともに音月一座の裏口で蘭寿を待つが、ファンへの挨拶にも彼女は姿を現さない。 苦しむカイトを見かねたガウディが、舞台を見に行くことを勧める。しかしカイトの貯金だとチケット代が231円足りない。
ちょうどその頃、カイトのクラスに転校生、鳥居想(とりいそう) が現れた。想は石を集めるのが大好きで、いつも鮮やかな石を手に持っている。しかし、カイトは蘭寿の夢を見たりと、蘭寿に夢中で周りが見えない。「どうやって231円を集めるか」ということで頭がいっぱいで、渋沢先生からの質問にも、いつも「231円」と答えてクラスを爆笑させていた。学校からの帰り道、川原で石を集める想を見つけ、想に話しかけるカイト。カイトは想に「巴蘭寿が大好きで舞台を見に行くために231円を借りたい」と打ち明ける。想はカイトに自分の石を渡し、石の神様にお願いすれば願いが叶うかもしれないと言う。 翌日、不思議なことにカイトの家の郵便受けに巴蘭寿の芝居のチケットが2枚入っていた。カイトはミズキも誘い二人は巴蘭寿の芝居を見に行く。芝居が終わり、蘭寿の楽屋に挨拶に行った二人。楽屋でメークを落とした蘭寿は想だったことを知りショックを受けるカイト。実は想は音月一座の有名な女形役者であった。恋の夢破れたカイトは叫びながら出て行ったが、自分のやったことが想に屈辱を与えたと思い、謝りに戻る。想はカイトのしたようなリアクションを何度も経験したことがあった。旅芸人の家庭に生まれ、どんな学校に転校しても周りにいじめられる。カイトはそのとき、自分が好きだったのは女性の蘭寿ではなく、想の美しい演技であった、とはじめてわかる。ようやく仲直りしたカイトと想にアクシデントが起きる。想の父親、座長の寿三郎が舞台から落ち、捻挫をする。さらに舞台も壊れ、このままでは夜の公演が出来なくなる。音月一座はどうなってしまうのか?石の神様にお願いするか、マイハム組にお願いするか?天才女形が舞台に立つことが出来るのか?







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