第 34 話 『妖怪横丁の地獄流し』 2007/11/25
脚本:
長谷川 圭一
演出:
勝間田 具治
作画監督:
薮本 陽輔
美術監督:
西山 正矩
カフェでネコ娘と一緒に働いていたろくろ首は、午後から鷲尾とデートするので仕事にならない状態だった。一方、ゴミ箱をあさっていたねずみ男は、偶然に宝石強盗の一味に出くわし、人質として車で連れ去られる。パトカーに追われ、猛スピードで逃げる車の前に少年が飛び出してきた。それを見たデート中の鷲尾は少年を助けようと道路に飛び出し、代わりに車にはねられてしまう。逃げ道をふさがれた強盗たちに、ねずみ男は宝石を分けてくれるなら警察が来ないところに案内するという話をもちかけ、強盗たちを妖怪横丁へ連れて行くのだった。
鬼太郎はネコ娘から、鷲尾が車にはねられて意識不明の重体で、ろくろ首がずうっと付き添っていることを聞く。そこにやってきた砂かけばばあから、その犯人の3人組が妖怪横丁に来ているのを知らされる。怖いもの知らずの強盗団のリーダー正岡は、ねずみ男との約束を反故にし、妖怪横丁の妖怪たちがおとなしくしているのをいいことに、好き放題なことをやりはじめた。強盗団を懲らしめてやろうとするネコ娘を鬼太郎は止める。いぶかしがるネコ娘だったが、鬼太郎の指差す先にあるものを見て納得する。地獄行きのバスが迎えに来ていたのだ。
強盗団の一人、吉川は道で大きな宝石を拾う。中を覗き込むと、そこには地獄の光景が映し出されていた。戻ってこない吉川を放って、正岡と豆村は妖怪横丁を支配するために一番強い奴を倒そうと考えた。一番強いのは鬼太郎だと聞いて家に向かうが、留守だった。寝ながら待つことにした二人だったが、豆村は外に宝石が落ちているのを見つけて取りに行き、そのまま帰ってこなかった。正岡も宝石を見つけ、地獄の光景を見る。帰ってきた鬼太郎が子供だったので、あなどった正岡は、集まってきた妖怪たちに妖怪横丁の支配者は自分だと宣言する。
しかし妖怪たちは言うことを聞かなかった。拳銃で脅すが妖怪たちには通用しない。逆に弄ばれて、ぼこぼこにされた正岡は、なんとか逃げ出して走ってきたバスに乗り込む。だがそれは地獄行きのバスだった。鬼太郎を押しのけて運転する正岡の前に少年が飛び出してくる。しかしブレーキを踏む気配も無くはねとばす正岡。救われる最後のチャンスを無視した正岡は、吉川と豆村とともに亡者に囲まれ、自分たちが生きながら地獄に落ちたことを思い知る。一方、ろくろ首の祈りが通じたのか、鷲尾は息を吹き返し、二人は愛情を確かめ合うのだった。
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション