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第42話

女医の奇妙な企み

2016/02/20

  • 脚本:岸本 みゆき
  • 演出:角銅 博之
  • 作画:吉田 巧介 / 村上 勉
  • 美術:桐本 裕美子

真夜中の大病院。寝静まった院内に、患者を乗せたステレッチャーの音が聞こえて来る。こんな遅くに一体誰?疑問に思った看護師が声をかけると、柏木の顔が浮かび上がる。今夜は非番だったものの、身寄りのない205号室の患者が気になり様子を見に来た。だが、すでに手の施しようがなかったため、こうして霊安室に運んでいる。その説明を聞いた看護師は代わりに自分が霊安室まで運ぶと申し出るが、これを柏木は断る。柏木にはこの患者を自分自身で運ばねばならない特別な事情があったのだ。ストレッチャーを押し、柏木が向かった先。そこは霊安室ではなく、地下駐車場だった。患者を乗せた車が急発進する。全ては、予定通りに行くはずだった。
はじめと剣持警部は救急病院にいた。捜査の手伝いのため夜中に引っ張り出されたはじめは、帰りの車の事故が原因でケガを負っていた。剣持にはじめが抗議している時だった。急患がストレッチャーで運ばれてくる。患者の側には柏木の姿。
昨日から仕事で留守にしていて、帰宅したら夫が玄関に倒れていた。柏木は看護師にそう説明する。しかし、その言葉を耳にしたはじめは、患者の状況に違和感を覚える。ネクタイの締め方、使い込まれたベルトの穴、長すぎるズボンの裾。柏木によれば右利きだという夫だが、何故がネクタイの結び目は逆だった。ベルトには随分と余裕があり、ズボンの裾には引きずった痕跡はない。
柏木の様子がおかしいと感じたはじめは、それとなく探りを入れていく。そして、一つの可能性に辿り着く。柏木が夫と言い張るこの男性は、もしかしたら全くの別人ではないだろうか?だが、わざわざそんなことをする理由がどこにある?推理を巡らし、真実の先で知る女医・柏木の裏の顔。有名病院に勤め、美人と持て囃された女医が欺きたかったもの。巧妙かつ大胆な企みをはじめが暴き出す。

    

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