神風怪盗ジャンヌ
第 37 話
1999/11/27放映予定
「悪魔の心臓を持つ少年」
脚本
横手美智子
演出
梅澤淳稔
作画監督
菅井嘉浩
美術監督
鹿野良行

名古屋病院のある病室に、身体に何本もチューブをつけられた少年、高土屋全がベッドに横たわっている。心臓が止まり、心電図が直線を描く。海生や看護婦たちが必死に蘇生させようとしている。そこにノインが現れ、全は悪魔の契約を結んでしまう。新しい心臓は、魂を愛で満たすと止まってしまうというのだ。やがて全の心臓が動き出した。

全は5年間も入院している。独りぼっちで、両親も会いに来ない。まろんはまるで自分のことのように心配する。全は優しい子。母親の前では笑って元気な顔をしてみせる。無理して笑ってるんじゃないの?そんな思いが全と母親の距離をひろげてしまう。全はまろんの勇気付けようという気持ちを否定して、大喧嘩してしまう。全の病室の前に佇む人影、全の母親だ。ところが全に会うことなく立ち去っていく。

夕刻の中庭。全の足元に紙飛行機が飛び込んでくる。5つくらいの子供と、入院患者らしい母親の姿が見える。全は紙飛行機を拾い、子供に返そうとするが、その瞬間、全の心臓が痛み出す。全はノインとの契約を思い出し、ふるえる手で紙飛行機を握りつぶす。まろんのプティクレアが反応する。全は取り憑いた悪魔のおかげで生きながらえている。つまり悪魔を封印すれば、全の命はない。ジャンヌの前に悪魔騎士ノインが姿を見せる。

【登場キャラ(声優)】日下部まろん/ジャンヌ(桑島法子).名古屋稚空/シンドバッド(千葉進歩).東大寺 都(松井菜桜子).水無月大和(高橋直純).名古屋海生(小野坂昌也).神楽(森久保祥太郎).まろんの母:ころん(川島千代子).高土屋全(勝生真沙子).紫海堂聖/ノイン(山口勝平).ミスト(山崎和佳奈).看護婦:桜田(新 千恵子).看護婦:山口(浅井晴美).[特別出演]看護婦:種村(種村有菜)

 
 
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