水無月造船の女社長にして、トップモデルでもある、マリアンヌ・藤堂。彼女の胸元を飾る、大粒のブルーダイヤ「グラン・マリン」が、ジャンヌとシンドバッドの次なる標的だ。その彼女が、豪華客船「ルアーブル号」を使った、仮装パーティーを開く事になり、警備の為に都たちが呼ばれていた。そして、当然まろんと稚空も、会場にやってきていた。厳重な警備をかいくぐる為に、ジャンヌは仮装してパーティー会場に潜り込み、「グラン・マリン」を狙うが、寸手の所で失敗。会場外で出会ったシンドバッドも、失敗していたという。だが、確かに「グラン・マリン」は彼女の胸元から消えていたのだ。船内をくまなく探す、ジャンヌとシンドバッドだが、見つける事が出来ない。実は「グラン・マリン」は、マリアンヌのペットの猿:ルイの首輪に隠されていたのだ。更にマリアンヌは、2人の怪盗の困惑する姿を見て楽しむ為に、ルイを放してしまう。
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