ハピネスチャージプリキュアの活躍で、ようやく世界に平和がやって来ました。ブルースカイ王国も元に戻り、世界中の人たちに笑顔が戻ります。そして、本当の自分を取り戻したミラージュは、ようやくブルーと幸せになることができました。でもそのせいで、ブルーのことが好きだっためぐみは、さみしい思いをすることになってしまいます。そんなめぐみを心配する誠司。でも、めぐみのことを心配だったのはみんな一緒です。そこでひめ、ゆうこ、いおなは、めぐみの家に押しかけて、パジャマパーティーをすることにしました。

パジャマパーティーは盛り上がり、いつものような元気を取り戻すめぐみ。でも、一人でいると、どうしても落ち込んでしまいます。そんなめぐみを外へと連れ出す誠司。アイススケートをしたり、街で遊んだり、平和になった世界を楽しむ二人。しかし、誠司はめぐみが悲しい気持ちを出さないでいることを心配します。そんな誠司の優しさに触れ、めぐみはようやくブルーに失恋したことの悲しみを泣きながら打ち明けるのでした。そのめぐみの悲しみを感じとる謎の男。それはディープミラーの中に潜んでいた赤い髪の男でした。

何があってもみんながついている。そんな誠司の励ましの言葉に少しだけ元気を取り戻すめぐみ。しかし、そこへ赤いサイアークが現れました。めぐみはキュアラブリーに変身します。赤いサイアークは強くて、そのパワーに苦戦するラブリー。そして、たった一人でピンチのラブリーに赤い髪の男がささやきかけます。みんなが幸せになってもラブリーだけは不幸、だから世界を壊して幸せになろうというのです。それは、かつてミラージュを惑わした憎しみの気持ちでした。赤い髪の男の甘いささやきに負けそうになるラブリー。

負けそうになったラブリーの心に、誠司の声が聞こえてきました。その声で自分を取り戻したラブリーは、赤い髪の男の誘惑を断ち切って自分を取り戻します。憎しみの気持ちに負けず、みんなで幸せを見つけたいとあらためて心に誓うラブリー。駆けつけたプリキュアたちとの歌声で赤いサイアークも浄化されました。みんなから優しい気持ちをもらって、少しだけいつものような元気を取り戻すめぐみ。そのころ赤い髪の男は、めぐみにみんながついていたことが失敗の原因だったと分析します。そこで赤い髪の男は、今度は誠司に狙いを定めることにするのでした…