みんなで学ランを着て応援の練習をするめぐみたち。それは今度、空手大会に出る誠司を応援するためでした。それを見ていたひめは、お弁当作りを提案します。その意見にみんなは大賛成、なりゆきでひめもお弁当作りを一緒にすることになりました。最初はあまり乗り気でなかったひめですが、無理はしないよう心配した誠司の言葉に腹を立て、意地でも美味しいお弁当を作ることを誓います。そんなご機嫌斜めのひめに、空手をガンバる誠司を見れば応援したくなると言うめぐみ。でも、ひめはその気持ちがまだ理解できません。

いよいよお弁当作りの練習を始めるめぐみたち。でも、ひめはだし巻き卵を上手に作ることができず失敗ばかりです。材料の卵もなくなってしまい、ひめは一人で買い物に行きました。その帰り道、河原で練習をする誠司を見たひめは、思わず文句を言ってしまいます。そこで誠司は、荷物を持っていくから練習が終わるまで待っているようひめに言いました。待っている間、練習をする誠司を見つめるひめ。思わず空手を始めた理由を聞いてみました。その問いに誠司は、めぐみがきっかけで空手を始めるようになったことを教えます。

大使館に向かう途中、暴れているサイアークを見つけたひめは、キュアプリンセスに変身します。一人では危険だと思った誠司も加勢して、幻影帝国の悪事を止めようとしますが、二人だけでは上手くいきません。チョイアークに囲まれて大ピンチのプリンセスと誠司。そこへ間一髪、キュアラブリーとキュアハニーが助けにやって来ました。ホッとするプリンセスに、自分のことよりも他人のためにガンバっているめぐみに影響されて、空手を始めるようになったことを告白する誠司。その言葉に思わずプリンセスも納得しました。

今も自分の代わりに一生懸命ガンバっているラブリーを見て、プリンセスは自分もガンバろうと心に誓います。そして、ラブリーとプリンセスの合体技が見事に決まって、サイアークは浄化されました。数日後の空手大会の日、誠司に卵焼きがいっぱい入ったお弁当を渡すひめ。卵焼きを美味しいと言ってくれた誠司の言葉に、早起きしてお弁当を作ったひめも大満足です。そのかいもあってか、誠司は見事、空手大会で優勝することができました。ガンバる人のためにガンバることが一番の応援になる。優勝して満面の笑みを浮かべる誠司を見て、ひめはそんなことを思うのでした。