第 7 話 『 熱闘ラクロス!乙女心は超ビミョー! 』 2004/03/14
脚本  川崎良 演出  岡 佳広 作画監督  青山充 美術監督  行 信三/杉浦正一郎
とうとうラクロス部の大会が始まった!しかも予選トーナメントの第一試合は、ヴェローネ学園のライバル校・御高倶女子中学校。絶対に負けられない試合に、部員達はもちろん教頭先生も熱い盛り上がりをみせる。大会当日はほのかも応援に駆けつけて、張り切るなぎさだが…やってきたほのかは何と男連れ!しかも一緒にやってきたのは、なぎさが密かに憧れている男子部の藤村君だったのだ!!「…何であの二人が~!?」仲良く並んで座る二人は、まさに恋人同士。気にしないふりをしつつも、動揺したなぎさは試合にも集中できず、ミスを連発。エースとしての実力を発揮できぬまま敗戦してしまう…。「美墨さん一体どうしちゃったのかしら…?」
「お疲れ様!」試合終了後、帰りかけたなぎさはほのかに呼び止められる。「私明日も応援に来るわ!」笑顔で励ましてくれるほのかにも、藤村君の事が気になるなぎさは、ぎこちない態度をとってしまう…。「迷惑かしら?」「いやぁ、全然!!」その夜も今一気分の乗らないまま、大会二日目を迎える。しかし相手の格闘技中は体格差が違いすぎる、手強い相手。なんとか気合を入れ直し、いざ試合へ…しかし、「ミップルの気配が消えたメポ!」騒ぎ立てるメップルの言葉どおり、さっきまで客席にいたはずのほのかがいない!ほのかは、突如現れたゲキドラーゴのおとりとなって会場の外へと飛び出して行った。「試合の邪魔はさせないわ!!」
…ゲキドラーゴは考えていた。ザケンナーの上手い使い方を。せっかくほのかを追い詰めたのに、なぎさがやってきて、再び変身されてしまったのだ。こうなったからにはこちらも応戦しなければならないが、「頭を使え」とジャアクキングに注意されたばかり…。「何をしてるんだね君達!!」そこにやって来たのは、なぎさを追いかけて来た…教頭!?プリキュアの動揺っぷりにほくそ笑むゲキドラーゴは、なんと教頭にザケンナーをとりつかせてしまった!「えぇ~!?」「ありえない!!」凶暴・巨大化した教頭先生は二人に向かって教鞭を振り上げ、怒号をあげて迫ってくる…!!しかし…。
「どいつもこいつも好き勝手言いやがって!!」激しい攻撃が来るかと思いきや、とんで来たのは激しい愚痴だった。「俺だって校長になりたいよ!!」収拾のつかない教頭を尻目に、何とか本来の敵であるゲキドラーゴに、マーブルスクリューが命中!ザケンナ―も教頭の体から逃げていった。「今日は一人なの…?」思い切ってきりだしたなぎさに、返って来た答えは…ほのかと藤村君は幼馴染という事実。「そっか~!」試合に戻り、フィールドを走るなぎさに昨日の様な隙は無い!逆転シュートをおみまいして、仲間にみせた笑顔は決して勝利の喜びだけじゃないハズ…!?
 
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