第 41 話 『 負けないってばー!!闇の力をぶっとばせ! 』 2004/11/28
脚本  清水東 演出  立仙裕俊 作画監督  飯島秀一 美術監督  行信三/下川忠海
今日はラクロスの決勝戦! これまでいくつもの試合を勝ち抜いてきたなぎさたちは、弓子先輩たち3年生の最後の試合であることも手伝って並々ならぬ気合で挑んでいた。その彼女たちの前に立ちふさがるのは、かつて対戦したこともある御高倶女子中。前回の対戦ではどうにか勝利をもぎ取ったものの、相手は決して油断できない強豪チーム。決勝リーグまで勝ち進んできたことも頷ける本大会の本命とも言えるチームだった。しかし試合に集中しようとするなぎさに、またしてもドツクゾーンの闇戦士たちの魔の手が伸びる。
闇戦士たちは切羽詰った状況に置かれていた。ジャアクキングの生まれ変わりとも等しい存在である彼らにもまた、ジャアクキングと同じ危機に晒されていたのである。このままでは、強大な闇の力に押しつぶされそうになっているジャアクキングと同様の運命を辿ることは必然。ベルゼイはそのことを説明し、一刻の猶予もないことをジュナやレギーネに伝える。その頃、なぎさはほのかが見守る前で試合開始のホイッスルを聞いていた。いよいよ始まる決勝戦。かつてラクロスを辞めようかと本気で悩んだ志穂も、この日ばかりは全てを発揮し悔いのない戦いをしようと決意する。
先制点はなぎさのシュートからだった! いよいよ応援にも熱が入るベローネサイド。だがその時、突然不吉な空気が漂い始めたかと思うと、なぎさを、そしてほのかを建物屋上の異空間へと転移させてしまった。試合はなぎさがいないに関わらず、誰もそのことに気付くことなく、むしろ「いる」と思い込まされて敵選手にパスしてしまうなど危機的状況に…。早く試合に復帰したいなぎさだが、立ちふさがったジュナにその必死な想いが届くはずもなく戦闘状態に突入してしまう。プリキュアに変身したなぎさとほのかは、突然苦しみだしたジュナに戸惑うが…。
ジュナを蝕んだ苦しみは、肥大化した闇の力に飲まれそうになっていたことによるものだった。そこにチャンスを見出すプリキュアであったものの、肥大化した闇の力は予想以上に強大で、プリキュア・レインボー・ストームさえ無力化されてしまった! 危ない! 闇の力を前にハッと息を呑んだ瞬間、突然ポルンが自身の中に宿る石のパワーを放出。闇の力を打ち消す。弱りきったジュナをレギーネに連れ戻されてしまうものの、試合に復帰したなぎさは延長戦で活躍し、チームを勝利に導くことに成功した。一方、屋敷に戻ったジュナとレギーネは、ベルゼイからポルンの中に求める石の力が存在していることを告げられる…。
 
(C)ABC・東映アニメーション