第 22 話 『 ウッソー!忠太郎ママになる!? 』 2004/07/04
脚本  影山由美 演出  山吉康夫 作画監督  東 美帆 美術監督  行 信三/いで ともこ
プリズムストーンを残し消えたキリヤを思い、傷心のなぎさとほのか。せっかく石が集まっても素直に喜ぶ事ができない。特にほのかは重傷で、普段の表情にも陰りがぬぐえない。なぎさはそんなほのかを気遣うが…。 そんな七夕も近づいた日曜日、ほのかの愛犬・忠太郎が子犬を拾ってくる。忠太郎はまるで自分の子供の様に、付きっきりで子犬をお世話する。しかし、子犬は首輪をしていてどうやらどこかの飼い犬みたい…。子犬の名前はモコ。幸い首輪に住所が記されており、二人は忠太郎と共にモコの家族を探しに出かける。
首輪に書かれた住所を頼りに、近くの団地にやってきたなぎさ達。しかし呼び鈴を鳴らしても返事は無く、人の住んでいる気配も無い。どうやらモコの家族はどこかに引っ越してしまったらしい。二人はさっそく聞き込みを始めるが、誰もモコの家族の行方を知らない…。偶然飼い主のアキオちゃんの友達に出会うも十分な手がかりは得られない。途方にくれるなぎさとほのかだが、いつの間にか忠太郎とモコの姿が見えない。「忠太郎、モコの飼い主の手がかりを見つけたのかも!」ほのかに似て賢い忠太郎は、モコを連れて匂いを頼りに街へくり出していた。
「アキオちゃんきっと心配しているぞ」飼い主を気遣う忠太郎。「だって僕だけどこかへ連れて行かれると思ったんだ…」とうなだれるモコ。不安になって引越しのトラックの荷台から、逃げ出してしまったモコ。しかしせっかく辿った匂いも途中で途切れてしまい、手がかりが無くなってしまう。落ち込むモコを励ましつつ、忠太郎は別の匂いを嗅ぎ付ける。プラネタリウムへ続く匂いはなぎさ達の物で、忠太郎は不思議に思いつつ匂いを辿る。しかし辿り着いた先で見たものは、建物を覆う怪しい黒雲…。主人の危機を感じた忠太郎はプラネタリウムの中へと駆け込んでいく!
アキオちゃんがプラネタリウムにいると教えられた二人は、入り口に飾られた短冊に手がかりを探す。子供達の様々な願い事に、懐かしさを覚えた二人は自分達も見学しようとするが、中で待っていたのはザケンナー!変身し、やってきた忠太郎の助けを借りて敵を倒すもイルクーボの姿が…。番人がいる限り石は渡さないと言う二人だが、何と彼は番人の事を知っていた!不敵に笑い、消えるイルクーボ。不安を覚える二人の元に、忠太郎がアキオちゃんの住所が書かれた短冊を咥えてやってくる。忠太郎の活躍で迷子も一件落着。でも安心してはいられない…キリヤ君の為にもプリズムストーンを守る為に戦わなきゃ!
 
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