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野沢雅子×氷川きよしスペシャル対談実現!

悟空役・野沢雅子さんと新主題歌「限界突破☓サバイバー」を歌う氷川きよしさん×超スーパー対談到着!

●悟空のような元気さを歌の世界で表現!

インタビュアー(以下-):今回お二人は初めてお会いしたということですが、お互いの印象はいかがですか?

氷川:子どもの頃より、『ドラゴンボール』をはじめさまざまなアニメを通して、野沢さんの声でずっと育った世代なので、今日はお会いできて大変光栄です!

野沢:あたしはもう…演歌が大好きなんですよ。だから、氷川さんがデビューしたときからファンだったんです。若いのにはじめから歌がお上手で…。だから今日は「お会い出来る!」と思って、ワクワクしながら来ました。

氷川:僕もワクワクしてます…!だから昨日は早めに寝ました(笑)

野沢:私、氷川さんが『ドラゴンボール超』の新主題歌を歌うと聞いたときは「やったぁー!!!!」ってガッツポーズでしたよ。悟空は浪花節の人ですから、氷川さんが歌うのはぴったりなんじゃないかなって思いました。

氷川:僕も、このお話をいただいたときは天にも昇る気持ちでした。「浮かれたらいけない!」って自分を制したくらいです(笑)
発表ができない時期は特にガマンで…やっと解禁になった時は、福岡の友だちから「すごいよ!」って言われたので、思わず「そうやろぉ!」って自慢してしまいました(笑)
友だちも一緒に『ドラゴンボール』を観て育ったんで、感動も一入でしたね。

野沢:氷川さんは芸歴が長いですが、アニメソングを歌うのは初なんですよね。


氷川:アニメの主題歌はずっと歌いたかったので、念願が叶いました。僕は演歌歌手のイメージがあるので「どういう歌になるんだろう」って、想像がついていない方も多いと思います。実はPOPSやロック調の曲も歌っているので、そういう一面を、今回皆さんに見ていただけるかなと。そして、聞いていただいて、どんな反応が来るのか楽しみなんです。アニメーションにはロマンや夢がたくさん詰まっていると思うので、そういうアニメの世界を広げられるといいな、と思って歌いました。

野沢:先日、「限界突破☓サバイバー」を聞かせて頂いたのですが、歌詞に出てくる「おったまげ」って言葉が非常に悟空らしくていいですよね。

氷川:そうですね。歌詞を書いていただいた森雪之丞先生の詞の世界は、まさに「悟空」そのもので、自分もすごく共感できました。「素っ頓狂に笑ってタイ!」とか「チンプンカンは慣れっこダイ!」という言葉は、悟空にも自分にもハマったというか。自分の性格的にピッタリの歌詞でもありました。結構そういう一面があるので(笑)

野沢:歌が、氷川さんのイメージにもピッタリはまったんですね。

歌の収録には、森雪之丞先生もいらしたとお聞きしましたが、どうでしたか?

氷川:レコーディングで初めてお会いして、兎に角感激しました。小さな頃から先生のファンでしたので「先生の歌詞を幼少期に聞いて、励まされました」ってお伝えしたところ、すごく喜んでいただいて…。

野沢:それはうれしいですよね。歌の指導などもありました?

氷川:それが特に無くって…!
僕はどちらかと言うとレコーディングの際に、ガンガン怒られて言ってもらって育ってきた世代なんです。だから、今回あまりにも怒られたり、指導がなかったので、本当にこれでいいのか不安になるくらいでした(笑)
もしかすると、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のときからずーっと、先生の歌が心に埋まっていたから、スッと歌うことができたのかもしれませんね。

野沢:『ドラゴンボール』が好きだっていう、その思いが歌声に乗ったんでしょうね。

氷川:ありがとうございます。そうだと嬉しいです!

●「新章」もたくさんの"ワクワク"に期待!


氷川:僕、「少年ジャンプ」が大好きで、父親と毎週「週刊少年ジャンプ」を買って読んでいました。先に読むか読まないかで、揉めたこともあったくらいです(笑)
ベジータの登場あたりは、一番盛り上がって読んでいましたね。「ベジータは仲間になるのか?」とか(笑)
先が読めない展開に、毎週ワクワクしていました。

野沢:誰も先がわからないですもんね。連載当時、鳥山先生に「これからどうなるんですか?」ってお聞きしたことがあったんです。そしたら「いや、僕も全然わかりません」って(笑)
描いていくうちにお話が出てくるんですって。だから誰にも先がわからなかったんですよね。

氷川:貴重なお話で、テンションが上がってきました…!
もちろん、アニメも毎週欠かさず観ていましたよ。ご飯を早めに食べて、7時になったらテレビの前に座って…毎週の生きがいでしたね!

野沢:あぁ…それは嬉しいですね。

氷川:ところで、新たに始まる新章なのですが、第1話のアフレコが終わったとのことで…どんなお話になるのでしょう?


野沢:悟空たちが宇宙対抗の武道会に参加するんですよ!
まだ新章の第1話目しかアフレコしていないので、私も先の展開はまだ知らされていないんですけど…これからどういう展開になっていくのか、第1話目からもうワクワクなんです!

氷川:スケールの大きいお話ですね!
このメインビジュアル(パネルを指して)のキャラクターが大会に出場するのでしょうか。

野沢:そうみたいです。この中だったら、誰の闘いを観たいですか?

氷川:そうですねえ…僕は、魔人ブウですかね。どういう身体なんだろうって気になっていて。体を粘土みたいに使って、闘うんですよね。

野沢:そうそう、まん丸になっちゃったりするんです。

氷川:野沢さんは、気になるキャラクターはいらっしゃいますか?

野沢:私はやっぱり悟空ですね!
悟空がどういう風に闘っていくかっていうのが気になりますよ。でも、気持ちが入っちゃうから、負けたら「うわぁチキショウ!」って、頭にきちゃうんですよね…(笑)
だからこそ、次はどんな相手が出てくるかっていうのが、毎回楽しみなんです!

●新章を新曲を歌いながら観てください

-最後に、新章と新しいテーマソングを楽しみにしている皆様へ、メッセージを頂けますでしょうか?

氷川:今回「限界突破×サバイバー」という素晴らしい作品を歌わせていただいて、そして素晴らしい歴史と伝統のある『ドラゴンボール』のテーマ曲を歌わせていただいて、もうこれ以上の幸せはないっていうくらいの喜びを噛み締めています!
その喜びをこの歌でたくさん表現できたら…と思っていますので、ぜひ多くの方に聞いていただきたいと思います。

野沢:私はもう、新章をひとりでも多くの人に見ていただきたいです。そして「来週はどうなるんだろう?」っていうワクワク感も持っていただきたいですね。新章は特に先の読めない展開になると思います。そのためにも、視聴者の皆様には早く歌を覚えていただいて、オープニングをみんなで歌って、それで本編を観てもらいたいんです。きっと、ワクワク感もぜんぜん違ってくるでしょ?

氷川:そうですね。テレビの前で歌ってほしいですね。

野沢:そうそう!
テレビの前で。テレビの前が一番いいんですよ!


●プロフィール

野沢雅子(のざわまさこ)
/10月25日生。東京都出身。青二プロダクション所属。子役として幼い頃から映画やテレビで活躍し、 アニメ声優としては『鉄腕アトム』(1963年)でデビュー後、数々の人気作で主役を演じる。代表作は『ゲゲゲの鬼太郎』(1968年、1971年)、『いなかっぺ大将』(1970年)、『ど根性ガエル』(1972年)、『銀河鉄道999』(1978年)など多数。

氷川きよし(ひかわきよし)
/9月6日生。福岡県出身。日本コロムビア所属。2000年、日本コロムビア創立90周年記念アーティストとして演歌歌手デビュー。「箱根八里の半次郎(2000年)」「きよしのズンドコ節(2002年)」など多数の代表曲を発表している。2006年 日本レコード大賞で「一剣」が大賞を受賞。歌謡劇への出演やキッズ向けの作品の発表など、活動は広範囲に及ぶ。新曲『男の絶唱』3月7日発売。