スペシャル

最終回に向けたリレーインタビュー

ベジータ役

堀川りょうさんインタビュー

ベジータについて

『ドラゴンボール超』のベジータはもう、いいお父さんですよね。完全に地球に帰化してるし。最初は悪役だったのに、地球で家族まで作って。劇場版『神と神』から、『ドラゴンボール超』では、ベジータのいろんな面を演じることができました。『神と神』では、なんか踊ってましたからね! 

己のためにしか戦わない人だったのに、己が強くなるためだけの人だったのに、『ドラゴンボール超』では、初めて人のために戦いました。家族のため、地球のため、宇宙のため。師匠としてキャベに教えたりとかいうのも、初めてのことです。「すげー、ベジータが教えてる!」とか思いましたよ。そして、勝ってキャベを復活させると約束して。最初はヒールだったのにね。全然ヒールじゃなくなりましたよね。宇宙人だけど、人は変わるんだなぁと感慨深いです。

僕は特に意識して演じてはいないんですけれども、人間の成長と同じように、長い時間を掛けて、知らず知らずのうちに変わったんだろうなと思っています。家族を持つことで、彼の中での強さの質が変わっていったんじゃないですかね。これまでは相手に勝とう、勝とうばかりだったんですよね。でも、相手の強さを認めて、己の弱さも認めて、そうすることによって、腕力の強さだけではなく、本物の強さに目覚めたから、悟空とは違うパワーアップもできたんじゃないかな? 僕はそういう風に感じました。

最終回の見所

ファンのみなさん、『ドラゴンボール超』のクライマックス楽しみにしていてください。でもこれで『ドラゴンボール』が終わりではないですからね。今後も、刺激的なものをみなさんに届けられればと思います。